(三)
僕は火曜日も水曜日も会社をサボった。そして木曜日もサボって、未来子さんの病室へきた。牧師とスタイリストさんを連れて。
書類を出して法律上は結婚したことになったけど、やっぱり結婚式をしなくては結婚したことにならないんじゃないかって気がしていた。だから火曜・水曜日と、会社をサボって結婚式場などを回ったのだ。病院の部屋で結婚式はできるかと。何カ所も回ったが、多くのところが自前の施設での挙式を前提としたものだったので、断られ続けた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます