セ「デリヤ。今暇か？」

デ「なんだい。先に言っておくけど、僕はどこかの誰かみたいに、非番の時間にまで働いて挙句倒れるような馬鹿はしたくない」

セ「要するに時間外勤務はしたくないってことか。それは残念だな。お前の剣技を見て憧れたやつらが、稽古つけてもらいたがってるんだけどさ」

デ「……だけど昨日は夜番じゃなかったからね。少しくらいなら引き受けてやってもいい」

セ「助かる。中庭だ。頼むな」

デ「仕方ないね」

セ「……これで剣の指導役は問題なし、と。案外単純だよな」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい