回数の違い〔セト・ユウラ・アージェ〕
セ「アージェ、いい加減オレの苦労も考えろよ。お前がぶちのめした相手は誰が治すんだ」
ア「別に治してくれって頼んだ覚えはねえな。放っておけばいいだろうが」
ユ「それじゃあんた、下手すれば殺人犯よ。あたしたちに連行されたいわけ?」
ア「あの程度で死にはしねえ」
セ「毎回結構やばいところまでいってるけどな」
ア「さすがに殺しやしねーよ」
セ「お前が切れたらその辺の兵じゃ手がつけられないんだ。何の理由もなくって訳じゃないのは分かってるが、手を出す前に少しは考えろ」
ア「へへっ、手を出すなとは言わねえのか?」
セ「……やむを得ないときもあるからな」
ユ「セトも一回中央兵半殺しにしてる手前、強く言えないのよ」
セ「ユウラ」
ア「なんだ、おめえもかよ? 分かるぜあいつら生意気だしよ」
セ「お前と一緒にするなって。やむを得ないときって言っただろ」
ユ「半殺しはやりすぎだったけどね」
セ「ユウラ、お前邪魔しに来たのか?」
ア「てめえでぶちのめしておいて、てめえで治すとか、へへっ、セト、おめえも馬鹿なことしてんな」
セ「お前は人のこと言えた立場じゃないってこと、忘れんなよ」
ア「それを言うならお前もだろ?」
セ「回数が違う」
ユ「何馬鹿な言い合いしてんのよ」
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