第2話 大元になった生まれた時!
私は未熟児で生まれた時1800グラムしか無かった!
幸いに網膜剥離とか、他の疾患は無かった。
56年前の保育器に入る事になったのだ。
普通の赤ん坊の体重になるまで私は母親と引き離され隔離された。
意地悪でされた訳ではないし、命を守るための措置だから私のためになのは理解できているが、
それとは関係なく哺乳動物が生まれてすぐに母親から離された時の
影響はあまりにも大きい事だったのだ!
最近の脳の研究から潜在意識(言葉に出来ない意識)は記憶されているのだ。分離不安だ。想像は出来る、本来は母親の元で安心感を得られるはずの期間に不安を感じていた、まして昔の病院の環境では今みたいに母親の母乳を与えるなんてことは考えられなかっただろう。
その証拠に幼稚園児位に毎日母親と引き離される夢を見ていたのだ、母親が居なくなるのではという不安感はいつも感じていて、小学低学年の時には母親の職場までサンダルで電車に乗り、会いに行ってしまい迷惑をかけた事を覚えている。
母親から赤ん坊の時には(箱から出た後)私は彼女以外の人に触られると大泣きして困らせたと聞かされた。誰にも見てもらう事がムリだったと。
今でいうアトピーもあり、偏食もあり、手のかかる子供だった事は間違いない!
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