第20話 裏で操っている魔族は何処に?(お楽しみに)

次の日、

王国から連絡があって魔族の居場所がわかったのだった。

商業都市ボーンから50キロ離れた所にある古い家がある。其処は元領主の屋敷があった所なのである。そこの大広間で魔族が会議をしていた。その一人がゲスコインである。

「王都から冒険者が調査に来ているぞ? どうするのだ?」

ゲスコインはそう言うと、


「大丈夫よ。此処に童がいるとは思わないはずだから。」

と30代ぐらいの美女がそういった。


「その冒険者とは?」

20代筋肉バカが言うと


「確かCランク冒険者で名前はハリーとか言った。それに彼奴の妻と子供2人で活動しているらしい。」

ゲスコインは部下の冒険者から聞き出してした情報を言っている。


「その男は童の好みかのう?」


「男は40代だ。妻の方は20代前半で子供は10歳ぐらいと聞いている。」


「妻の方の胸は?」


「はっきり言って小さい。ワシは大きいのが好きなのでタイプじゃあない。」


「俺は小さい胸が好きだなあ。結構淫乱と思うぞ?」

と筋肉バカがそう言うと

「そうなのか?」

ゲスコインは驚く。しかし。


「やっぱり。ワシはデカいのがいいわ。パフパフしてもらえるから。」


「それなら童の方がそのパフパフしてもいいぞ? ゲスコイン。」


「それは勘弁してくれ。精気を吸われてしまうから。エローゼ。」


「まあ。良いわ。それよりゴリーマンよ。どうする?」


「多分此処に来るはずだ。そこで迎え撃つ魔族1000匹でな。」


「分かったわよ。童はその男を頂くわ。」


「俺はその妻を俺しか感じない女にするかのう。」


「子供はデカいのか?」

ゲスコインは言うと


「はい。子供達はデカイです。旦那様」

ゲスコインの執事が言った。


「ならお前がその子供達を調教しろ。いいな。良い玩具になるわ。」


「はい。」


「ワシは一旦ボーンに戻るぞ。3日後にローズをイチャイチャするのだからな。」

ゲスコインは家を出ていく。


「さて、童たちは此処で待つとしますか。」

エローゼはそう言った後、ゴリーマンは


「なら、部下600名を配置するぞ? 透明化するからばれないだろう。」


「それで頼むかしら。」

そう言うと三人は笑いながらハリー達が来るのを待っているのだった。

言い忘れたがゲスコインの執事も魔族である。


△△△△△△△△

ハリー達は王都調査隊から聞いた場所に向って行く。

すると子供二人が


「パパ。敵がいるのよ。」


「パパ。敵がいるのなのです。」


「どれくらいいるのか?」


「家の中に400ぐらい。外に600ぐらい。全員透明化しているよ。」


「それじゃあ。一気に行くぞ。グリンとお前は特大級のあれを出してくれ。」


「「イセッサー!」」


「フィルは狼化になって俺を乗せてくれないか?」


「分かったなのです。」


するとリリがハリーに

「それなら、グリンちゃんもドラゴン化してくれる空から攻撃するわよ。」


「ママ。分かったよ。」


「先ずはリリ達が特大級の魔法を放ってクレーターになったら俺達が飛び込む。いいか?」


「「了解!」」


「じゃあ。行くぞ!」

ハリー達は空と陸の二つに分かれて行動開始をしたのだった。


上空ではグリンの背中にリリが乗って丁度屋敷の上に当たる地点に着いた。

「グリンちゃん。特大以上の攻撃するわよ。」


「了解。ママ。」


リリは特大魔法陣を出してグリンは特大の火の弾を出す準備をする。


「行くわよ! 「インフェルノ・ボム」!」


「行くよ! 「破滅灼熱弾100発」発射!」

グリンとリリの魔法と灼熱弾100発が屋敷の真下に撃んだ!


ドバアアアアアアアアアアアア!


原子爆弾が落ちるような音が出て屋敷は木っ端微塵になっていく。

10秒後、大きな煙が消えて屋敷だと思われる場所には大きなクレーターが出来ていた。


「ママ。後の残り100匹ぐらいだよ。」


「グリンちゃん。パパが突撃した?」


「うん。」


「あとはパパ達に任せて少し休憩しょうか?」


「そうだね。」

とグリンとリリは下の様子を見るのだった。


その頃ハリー達は、屋敷跡に着いた。


「フィル。生き残った奴らを全滅させるぞ?」


「分かったなのです。」


フィルは人型に戻って透明化が解けた魔族の配下を爪で切って行く。

ハリーも大剣を持って配下を薙ぎ倒して行く。

そして、リリ達が下りて来て


「あなた。どう?」


「あそこに3人いるよ。」


ハリー達は3人の男女を見て言った。


「あれが親玉だな。おい。其処の変なカップルと変なジジイ。」


「「変じゃない!」」

コーラスをするゴリーマンとエローゼ。

だが三人の恰好は服はボロボロで真っ黒になっていたのだった。


「お前ら....部下を壊滅するとは.....。」


「あんた達。許さないからね。」


「ママ。隣のおばちゃん。怖い。」


「ママ。隣のおばちゃん。化粧濃いなのです。」


「リリ。あの女性? 大年増だな...。俺の好みじゃないなあ。」


「あ・な・た。若くて胸デカイのが好きだもんね。まあ。あのババアはキモイわ。」

リリは阿修羅になって言うのだった。


「パパとママ。あの男の人、筋肉バカのおっちゃんとおじいちゃん?」


「パパとママ。あの人筋肉より贅肉が多いなのです。隣のおじいさんはカマキリ見たいなのです。」


「二人とも。そう言ったらダメだよ。」


「グリンちゃんとフィルちゃん。そう言ったら相手に失礼ですよ。こう言ったらいいわ。ハッキリ言ってバカとジジイって!」


「お前ら。言いたいことばっかいうのじゃねえええええ!」

とゴリーマンは叫ぶ


「何が化粧おばさんよ。あんたのお母さん胸ないじゃん!」

とエローゼは叫ぶ


「わしがジジイだと!。まだ50前じゃあ!」

とゲスコインの執事は叫んだ。


「めんどくさいから。速攻で俺が倒すわ。」

ハリーは速攻で3人に突撃を開始した。


「何言っている.....。」

執事がそう言ったのが最後の言葉になる。


「俺様に勝てるの......。」

ゴリーマンが言った最後の言葉であった。


「童の魅了であなたを.....。」

エローゼが言った最後の言葉であった。


三人はハリーにわずか3秒で粉々に切り込まれて行くのだった。

つまり...秒殺である。


「ふうう。終わった。」


「お疲れ様。あなた。あのババアを速攻に倒してくれて助かったわ。」


「パパ。キモイ筋肉おじちゃんを倒してありがとう。」


「パパ。あのおじいちゃん消えちゃったなのです?」


「ああ。あの程度魔族ぐらい。俺の速攻で十分だ。リリ。ここを更地にしてくれ。」


「分かったわ。」

リリは土魔法で大きなクレーターを更地にして。


「ふう。終わったよ。」


「一旦、宿に戻ろうか。明日にローズさんと一緒にゲスの野郎を追い詰めるぞ。」


「「「イエッサー!」」」


ハリー達は宿に戻って明日の為に英気を宿す為に寝るのだった。

グリンとフィルは裸で寝ていて....。

あのバカ夫婦はいつもの日課をしていくのだった...。

今日は軽めの五回.....。


「あなたあああああああ!」


「お前ええええええええ!」


いつもながら....このバカ家族は何をしているのかわからん...。

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