第13話 閑話1 中年戦士とグリンの出会い

「まずはグリンとの出会いをするか。俺が25歳の時、グレン山で魔物討伐の依頼があって俺はグレンの山頂に登った時だな。」

とハリーとグリンは出会った時のことを思い起こしていた。


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『ここに討伐対象のグリフォンがいたはずだ』

ハリーは周りを見渡していた。

すると山頂から少し離れた所にグリフォン100体程ある軍勢が、ある生き物を攻撃していた。それは黒い龍と隣には幼い龍がいたのだ。


『これは破滅龍の親子か? 親は瀕死の状態だな。子供の方はまだ生きているみたいだ。』


ハリーは龍達のいる場所に向って行った。

グリフォンの軍勢は破滅龍を攻撃していて親の破滅龍は翼を子供に覆い被さり子供を守っていた。


『今助ける! かかってこいや!』


ハリーは大剣を持ってグリフォンの軍勢に飛び込んでいった。


『おりゃあ! くらえ「鳳凰演舞」』


ハリーは剣技でグリフォンをなぎ倒していく。

5分後、グリフォンの軍勢を倒した。

ハリーは親龍に声をかけた。


『おい、大丈夫か? (人語はわからないか。)』


『人語は話せるぞ人間。』


『お前はこうなっているのだ?』


『実は我が故郷が魔族に襲われてな、この子を連れて逃げていたが魔族の配下のフリフォン達が攻撃して来てのう、途中で我が力尽きてここに降りてこの子を守っていたのだよ。』


『そうなのか?』


『だからお主に頼みがある。この子を守ってくれないか? 我は時期に死ぬ。』


『守ると言ってもなあ。』


『方法がある。』


『言ってみろ。』


『この子と従魔契約をして欲しいのじゃ。お主は見た所従魔契約が出来たはずだ。それをこの子にして隔離して欲しいのだ。』


『ダメ元でいいか?』


『それでもかまわん。』


『この子供は人族の言葉はわかるのか?』


『従魔契約したらこの子にも人族の読み書きができるはずだ。我もそうだった。』


『あんたは誰と従魔契約したのだ?』


『もう亡くなったが勇者リオン=アルバートと従魔契約をしたのだ』


『マジか?』


『おおマジだ。契約する時、この子に名前を付けてくれ。我がもうだめだ。あとは頼む人間よ........。』

親龍は息を引き取った。隣にいた幼い龍は泣き叫び続けた。


『おい。俺の言葉はわからないかと思うが、今から従魔契約をするぞ。』

ハリーは幼い龍の周りに魔法陣を出して


『お前はの名はグリンだ。俺の従魔として俺に仕えよ。』

魔法陣が光って幼い龍に注ぎ込んで魔法陣は消えて行った。


『おい。聞こえるか?』


『うん。聞こえているよ。私はグリンだよ。』


『成功したか。今から従魔専用の住居の魔法陣を出す。そこは時間が止まった状態になるから腹は減らない、あと退屈だと思うのでこれを渡すから読んでいろ。』


『うん。わかったよ。あのね、パパって呼んでいい?』


『めんどくさいからお前に任せるわ。』


『ありがとう。パパ。』


ハリーは住居魔法陣を出してグリンを異空間に収めるのだった。


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「パパに助けられて異空間に入ってね、沢山の本を読んだの。その中に変身出来る魔法があって15年掛かったけどやっと人間に変身出来たの。」


「あなた? グリフォン100体倒したなんて化け物?」


「あの頃は結構無双してたからな。」


「グリンちゃんの話し方は例のロリ本で学んだのよね?」


「そうだよ。その本ね少女の姿の絵を参考にしたの。龍族は両性体だから女性と思ったら女性になるの。」


「そうなんだ。」

リリはただ頷くだけであったのだ。











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