第10話 おバカ家族の1日
王都で国王に会った後、1週間が経過した。
おバカ夫婦はロワールの自宅に戻っていた。
ある日の朝、
ハリソンは目を覚めていて右隣の嫁のリリアンヌを見ている。
そして左隣にはロリっ子のグリンが寝ている。
何故か全員全裸なのだ。
いつもの朝立ちは何故か嫁の中に入ったままである。するとリリが目を覚まして。
「おはよう、。ダーリン❤️」
「何がダーリンだ。朝立ちが見えんぞ?」
「ああ。それね。グリンちゃん対策よ。」
「何でグリン対策なんだ?」
「だってえ。あんたの朝立ちデカイからグリンちゃんの性教育に悪いじゃん。」
「だからお前の中に入れるのはどうかと思うが?」
「もー。いつも朝立ちを治めているのって私の中しか出来ないじゃん。あら。もう小さくなったわ。」
リリは朝立ちのそれを抜き出した。
その時グリンが起きて、
「パパ、ママおはよう。」
「「おはようグリン(ちゃん)」
王都から戻って来てリリがグリンを召喚して欲しいと言い、グリンを召喚して二人の子供として生活する事になった。むろん、グリンは喜んでいた。
「一緒にお風呂入ってから朝ご飯の準備にするわ。」
「「イエッサーマム。」」
とハリーとグリンは合唱する。
3人はお風呂に入りその後、朝食を食べてそれぞれの服に着替えて大広間に集まった。
「ギルドに行くぞ。」
「「イエッサーパム!」」
何でイエッサーパムなのかわからないハリーであったのだ。
冒険者ギルドに着いて直ぐに受付のイリアの所に行き
「おいオカマ。話がある。」
「オカマじゃねえって言っているだろうが!このロリコン親父!」
「俺はロリコンは趣味ではな~い! 俺はおっぱい星人だからな。特に隣にいる美乳は最高だ!」
「イヤん♥️。そんなにほめないで。」
「夫婦漫才はいいから。用件を言いなさいよ。」
「何かお薦めの依頼ってあるのか?」
「そうだ。忘れてた。ギルドマスターが呼んでいたよ。今はマスター室にいるから。」
「分かった。」
「貴方。ギルドマスターは知っているの?
私は見たことない。」
「まあ。分かるよ。」
とバカ夫婦はギルドマスター室に向かった。
マスター室に着くと扉を叩いた。
すると中から男の声が聞こえる。
「どうぞ。入って下さい。」
「入るぞ。」
二人は中に入った。
入るとマスター室に20前半でハリーに近いイケメンが座っていたのだった。
「お久しぶりです。叔父上。」
「久しぶりだな。アレン。珍しいな冒険者ギルドにいるのは?」
「貴方? もしかしてこの人は?」
「叔母上と言った方が良いですかな?初めましてロワール冒険者ギルドマスターのアレン=ラインハイトです。」
「リリ。こいつが俺達の甥でこの国の第一王子のアレンだ。」
「えーーーーーーー!」
とリリは驚く。
「何で第一王子がギルドマスターなのよ!」
「簡単に言いますと前のギルドマスターは冒険者ギルドの資金横領をしまして新しいギルドマスターが就任するまでの限定でマスターになりました。まあ。ハッキリ言って人材不足です。今回の第二王子ハロルドの件でもっと大変になっているのですけどね。今日叔父夫婦に来ていただいたのはハロルドの件の報告です。」
アレンから説明では、ハロルドは王位継承剥奪とハロルドの財産没収と貴族から一般市民に格下げして騎士団の一般兵士として騎士団から始めると言うこととマーガレット公爵は隠居して長男のレオナルドがマーガレット家の当主になった事、アレン自身は次の国王になる為に王都に戻る事になり、新しいギルドマスターはまだ決まっていないのでイリアを副マスターとしてここを任せる事をハリー夫婦に説明した。
「お兄さまが当主ね。なら安心したわ。お兄さまは不正とか横領は絶対にしない人だから。」
「アレンは国王の補佐に入るのだな?」
「その通りです。そこで叔父上と叔母上に新しいギルドカードを渡します。」
と二人のギルドカードを渡した。
「叔父上と叔母上には表上Cランク冒険者で本当はSランク冒険者となってもらいます。
パーティー名は『天使の翼』ですよ。
このギルドカードは特殊加工しています。ギルドでの確認をCランクとして表示しますが、二人の魔力をカードに込めるとSランクの表示になります。ただしギルドからの強制依頼はありませんのでご安心を。」
「各地でトラブルとか出たらこれを使えって事か?」
「はい。一回カードに魔力をいれてステータス確認をして下さい。」
ハリー夫婦はお互いのギルドカードに魔力を入れてステータス確認をする
氏名
ジョージ=ハリソン=フォン=ラインハイト
性別 男 年齢40
冒険者ランク S
所属 『天使の翼』リーダー
その他 ラインハイト一代公爵
氏名
リリアンヌ=ラインハイト
性別 女 年齢20
冒険者ランク S
所属 『天使の翼』サブリーダー
その他 ジョージ=ハリソン=ラインハイト一代公爵の正妻
「どうですか? もう一度魔力入れると元に戻りますよ。」
「本当はSランクは嫌なのだが、まあ強制依頼無しであるのなら問題ない。」
「私の方も問題ないわ。」
「それでCランクとしての指名依頼です。
商業都市ボーンまでの護衛依頼です。依頼人はヨカッター商会の会頭エギル=ヨカッターです。明後日の出発で待ち合わせはロワールの西通用門前で。」
「分かった。ちょうど他の街に行こうと考えてた所だ。」
「叔父上。叔母上。お願いします。」
そしてハリー夫婦は冒険者ギルドを後にして商店街に行って必要な物を購入して自宅に戻った。
「明後日から他の街に行く前に明日は俺の用事に付き合ってくれないか?」
「良いけど。何処に行くの?」
「魔の森だよ。」
「フィルを迎えに行くんだよね。」
とグリンは言った。
「そうだ。これからの事を考えるとあいつも必要になるからな。」
「ねえ。貴方、そのフィルって子は誰?」
「俺のグリンと同じ召喚獣だけど、グリンと違って召喚の部屋にいないからな。えーと確かフェンリルだったかと思う。」
「フェンリルって神獣じゃんかああ」
と驚くリリ。
「さて、残りの時間はお前とイチャイチャタイムでグリンはお昼寝だよ。」
「イヤん♥️」
「今日はいっぱいおねむする。」
この後、
午後のイチャイチャタイムが終わって夕食とお風呂に入って夜のイチャイチャタイムをして行くのだった。
マジでこの夫婦はこう言うのが日課って皆さんツッコミ宜しく。
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