第9話 バカ夫婦はブタ王子を成敗する

王の謁見間の扉が開いて近衛騎士団長のセリーヌともう一人の近衛騎士が入って来た。

そして、

「待たせたな。我妻リリよ。」

と近衛騎士が言ったのを見て


「待たせ過ぎだよ。このバカ旦那!」

とリリは泣きながら近衛騎士に抱きつきそして激しいディープキスをした。その時間5分以上。


「リリアンヌ~。何故こんな奴ちとキスしているんだ!」

とマーガレット公爵とハロルド王子が叫ぶ。


「だって。私の旦那様だもん。イヤん♥️」

とリリは照れながら答えた。


「それで教えて欲しいの。隣の私より貧相な胸の騎士は誰?」


「胸の貧相なのはソナタも同じだって。まあ良いか。私は近衛騎士団長のセリーヌと言う。リリアンヌ殿。」


「さてと国王の元に行くか。」

とハリソンは鎧を脱ぎ、装備装着魔法で赤い鎧に装備し直し国王の元に行く。

国王の姿はハリソンと同じ髪と眼をしているが背はハリソンより少し低い。顔色が青くなっていて病気顔になっていた。

そしてハリソンは国王に


「久しぶりだな。約20年ぶりだな、ロイド。」


「誰だって‥‥まさか‥‥ジョージ兄上か?‥‥。」

と驚くロイド国王。

するとセリーヌは続けて


「この方はロイド国王の双子の兄のジョージ=ハリソン=フォン=ラインハイト公爵である!」とこの場にいる全員に呼び掛ける。


「「「えー!。国王の双子の兄って!」」」

全員がハモった。特にリリとハロルドが。


「貴方? マジっすか?」


「マジっす。」


「うそーん。」


「お前が私の叔父上?」


「そうだ。このバカ王子。」


「まさか、貴方はラインハイト公爵。」


「そうだ。久し振りだなマーガレット公爵。あ主の娘リリアンヌは俺の愛する妻だ。分かったか。」


「イヤん♥️。ハリー。テレる~。」


「終わったらたっぷり可愛がってやるから。それよりロイドに異常回復&体力回復魔法を頼む。」


「分かった。『リフレッシュ』。それと『ヒール』。これでよしっと。」

リリはロイド国王に『リフレッシュ』と『ヒール』をかけてロイド国王の顔は精気戻った顔になった。


「これは。何だか身体が軽くなって楽になった。」


「おい。ロイド。お前さ。このバカ豚息子に毒を飲まされていたぞ?」


「何で私が父上を殺そうとしていない。」


「もうバレている。3年前に此処に来たとき、国王の体調が悪いと国民が言っていたからな。その後、お前がそこにいるマーガレット公爵を垂らし込み物価の高騰と住民税を上げさせた事をな。ここの冒険者ギルドの情報担当に調べてもらった。ロイド。その報告書だ。」


とハリーはロイド国王は報告書を渡した。

ロイド国王はそれを読みバカ王子に


「ハロルドよ。ここに書いている内容に間違いないか?」


「父上! こいつのウソの戯言に信じては行けません。」


「なら本当に間違いなら、セリーヌ騎士団長よ。嘘発見をする魔法具を持ってきてくれるか?」


「国王陛下、既に用意して王子に使用しています。色はこの通りに赤色になっています。」

とセリーヌは国王に嘘発見魔法具を見せた。

ハロルド王子は段々と青ざめて行く。


「このバカ者! このバカを牢獄に入れろ!

それとマーガレット公爵は自宅にて監禁してもらう。結果は後で報告する以上。」

とロイド国王は首謀者のハロルド王子とその計画に加担したマーガレット公爵に言ったのだった。


「リリアンヌ=マーガレット嫌、リリアンヌ=ラインハイトよ。」


「はい。」


「我が兄ジョージと結婚生活は幸せであるか?」


「勿論。ラブラブであります陛下。」


「どうか兄上を宜しくお願いする。」


「はーい。」


「おい。なんちゅう言葉で言うんだ? まあそれがお前らしいだけど、でも胸はセリーヌとおなじかあ。」


「「同じじゃない!」」


「何で筋肉騎士と同じと言うのよ。このバカエロ旦那!」


「ジョージ様。流石にあんまりです。」


と全員がワイワイ言いながら、

最後は解散してハリーとリリのバカ夫婦は王都の高級宿に泊まり、


「さてと。今からお前を可愛がってやるぜ!覚悟しろよ!」


「イヤん♥️。待って。やめて~。」

と朝まで夜の営みをした夫婦だった。


ーーーーーーーーーー

ハリソンが国王の兄である事が発覚。

次からこのバカ夫婦のハチャメチャ生活が始まります。お楽しみに。

この物語は下ネタが多いので好きな方は楽しんでもらっていただくと嬉しいです。

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