第5話 嫁は変なストーカーに追われる
ハリソンとリリアンヌが結婚して約半年が経過する。クリント村での事件が終わって家に帰った次の日。
「おはよう。ダーリン❤️」
「おはよう。マイハニー❤️」
と朝からバカしているハリーとリリ。
リリの手料理の朝食を食べると。
「やっぱ。お前の手料理が一番旨いわ。」
「やだあ。」
とバカしながら朝食を食べた。
その後二人は冒険者ギルドに向かって歩いて行くと、リリが不思議な顔をしてハリーに訪ねる。
「誰かに監視されているみたいに感じるわ。」
「そうか?」
「はあ。この無頓着。ここ2週間何故か私が独りの時によくあるのよ。」
「おい。まさかのストーカー?」
「分からないわ。」
「なら相手の出方を見るぞ。当分は無視するぞ?」
「分かったわ。」
と二人は冒険者ギルドに向かって行った。
その影は、
「とうとう見つけたぞ。我が婚約者リリアンヌ。もう逃がさんぞ。」
その後一週間が経過したある日、
二人は武器の整備に武器屋に向かう途中、
数人の兵士に囲まれていた。
「何だ? お前らは?」
とハリソンが訪ねる。
「お前には用はない。隣の女性に用がある。」
と一人の兵士が答えリリアンヌの腕を取って
「こっちへこい。御主人様がお呼びだ。」
「おい。人の嫁に何をする。」
ハリソンは兵士の腕を取ってリリアンヌを引き離した。
「おい。この男の首を切っても良いのなら、ゆ言う事を聞くんだ。」
といつの間にかハリソンの首を短剣で刺そうとしている男が言った。
ーこいつ、いつの間に? 暗殺者か?
この程度なら問題ないが流石に此処だと不味いなー
とハリソンはそう思ってリリアンヌに念話で話をし始める。
『リリ。一応言う事を聞こう。その御主人と言う人物に会うぞ。言いな。俺は直ぐにお前のいる所に向かうからな。』
『分かったわ。そうする。』
「貴方達。旦那を離してよ。一緒に行くから。」
「良いだろう。それでは一緒に来な。」
とリリは数人の兵士に連れられて行った。
残りの兵士と暗殺者は、
「お前はこっちだ。ついてこい。」
と言われて誰もいない路地に連れてこられた。
「お前には用がない。あの女性の事は諦めな。あはは。」
と兵士達は笑って言った。
「おい。諦めはしない。此処でお前らを倒して追いかける。」
「じゃあ。死ねよ。オッサン。」
と暗殺者がハリソンの首を切ろうとして瞬間。
ハリソンは瞬時に暗殺者の腹にエルボーを叩き込んで失神させた。
「この野郎。全員行くぞ!」
残りの兵士は剣を抜いて襲いかかった。
ハリソンは回し蹴りで兵士を瞬殺して指示した兵士を叩き起こして、
「その御主人様の所に案内しろ。じゃなないと死ぬぞ?」
と脅して兵士は
「分かった。分かった。案内する。」
と答えた。
ハリソンは残りの兵士と暗殺者の両足を踏みつけて兵士達の両足を粉々にしたのだった。
「変な事をしたら。お前もこうなるからな?」
「ひーーーーーーー。」
「さっさと案内しろ!」
「はい!」
その頃、リリアンヌは御主人の宅に連れて行かれ、御主人がいる部屋に入った。
「おー。我が愛するリリアンヌ。」
「貴方誰? 知らないのだけど。」
「何言っている。君の婚約者のロベルト=ラインハイト様である。リリアンヌ=マーガレット嬢。」
「ああ。キモい王子様。お久しぶり。」
「キモくない。美青年と言いたまえ。」
「うわああ。吐きそう。で何の用なの。その美青年と言われるキモい王子様。」
「まあ良いわ。リリアンヌ。お前を連れ戻しに来たんだよ。王都で結婚式をするために。」
「私。半年前にもう結婚しているわよ。」
「その結婚は無効だよ。俺が決めたから。」
「嫌よ。絶対に。」
「もう決まったから。貴方の父上のマーガレット公爵と私の父上の国王ロイド=ラインハイトが許可したのだから、貴方はもう断り出来ないのだよ。」
「嫌よ。私の旦那が迎えに来るから。」
「それは無理だね。今頃は死んでいるかと思うよ。死んだらその指輪の効果ないし。ましては此処は魔法封印結界の中にいるからね。リリアンヌの魔法は使えないよ。諦めなさい。」
とニヤニヤ笑う王子様。
「あの人は絶対に来るわ。だって私の大事な旦那様だもん。イヤん♥️。」
「さてとこの腕輪をはめてもらおうかな?この腕輪は魔法&能力封印と言葉が出ないようにする腕輪だからこっちへ。」
と王子はリリアンヌ近く
「助けて! ダーリン❤️」
「だから、来ないって。」
「嫌。」
っとリリアンヌに腕輪を付けようとした時!
「グシャアアアアアアア!」
と扉が破壊されて一人の男が立っていた。
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リリアンヌがマーガレット公爵の娘であったのだ。次回どうなるのかお楽しみに。
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