第4話 バカ夫婦は家を建てる。

家を建てるには土地がないと始まらないと二人は商業ギルドに向かった。

中に入って土地売買の受付に向かって行く。


「いらっしゃいませ。」

と歳は20ぐらいのバニーガールの美女が挨拶をした。

「あのう。その格好恥ずかしくないの?」

リリはそう言った。


「これは‥‥ギルドマスターがこの格好で受付業務したらお客様に好評になると言いまして。」


「中々良いではないの?胸でかいから。グ。」

とハリソンが言った途端、リリのボディブローが炸裂。

「グウ。リリ何て事するんだ?」


「胸でかバニーに色目使うな!」


「使ってないぞ? 本心だ。だってツルペタだと似合わないからな。」


「私がしたらもっと妖艶バニーガールだよ。」


「イヤイヤ。それはない。グヘエ。」

さらにリリはボディブロー高速3連発を発射する。

「バカ言ってないで用件を言いなさい。この中年エロオッサンが!」


「そう言うお前はそのエロオッサンにベタボレしてるじゃあ? 待て待て睨むなって。」

ハリソンは赤鬼に化したリリを宥める。


「後でたっぷり可愛がってやるからな。」

とハリソンはリリアンヌに小声で囁く。


「バカ言ってないで❤️」

とツンデレは赤く染まる。チョロい。


「それより用件は何ですか?」


受付嬢はクールに聞いた。さすがプロだ!


「土地を買いたいのですが?」


「何に使いますのですか?」


「家を建てようかと。二人の新居ですよ。」

とハリソンが言うと受付嬢は驚く。


「ウソ! この二人さん夫婦?」


「そうですが? どうして?」

とリリは受付嬢に凄味のオーラを出す。

おーい。そこは凄まない。


「てっきりエロオッサンが愛人の為に家を買いに来たと思いまして失礼しました。」

この受付嬢。嫁に愛人と言われなければ行けないんだ?


「愛人じゃあないわよ。ねえダーリン❤️」

おお。さすが俺の嫁。


「そうだよ。マイハニー❤️」

とイチャイチャいているバカ夫婦。

それをみて呆れる受付嬢だった。

そして土地を買ってその場所に来た。


「結局草が生えるいるわね。」


「此処でやろうか。夜の営みを?」


「ばかあ。何に言っているのよ。さっさと家を建てるわよ。この変態ダンナ。」

更にツッコミを入れながら喜ぶ嫁。


此処から家を建てるの始めた。

先ず買った土地の草をリリの魔法で燃やして灰と化してもらい、俺は深さ3メートル縦横20メールの穴を魔法で作った。

そして50センチ間隔で板を引き積めて、その間に掘った土と俺の錬金術で作った水を混ぜて流し込んだ。いわゆるセメントである。


「何でこう言う事するの?」


「土台作るだよ。地下室を作るのだよ。」


「どうして地下室を作るの?」


「武器倉庫と食材倉庫だよ。食材倉庫には冷気が出る魔法具を作ったから保存はバッチリだよ。お前の美味しい料理が食べたかったのでね。」


「イヤん♥️。任せて健康管理は私がするから。精力つくのを作るからね❤️」


「おーい。それは夜のお楽しみに使うのにしないでくれよ。」

とバカ夫婦はエロさ満載の漫才しながら作業していく。

穴を塞ぐのに板で塞ぎ、俺の錬金術で作った鉄状の網目を板の上にひいてそこにセメントを流し込む。嫁の魔法で乾燥させ板を外して完成する。

「これで地下室は完成だよ。次にレンガを作って行くぞ。」


「うん。分かったわよ。」


バカ夫婦は旦那が錬金術でレンガとセメントを作り嫁はセメントを乾かす作業をして行く。

夕方になって一応家の形になって行くのだった。

「2階は作らないの?」


「作らないよ。屋上は作るけどね。洗濯を干す所と野外で食べる所を作るからな。」

とこの日は此処までで終わって宿に戻って、疲れているが毎日の日課として夜のお楽しみをして寝ているのだった。


次の朝、二人は朝食を食べてから作りかけの家に向かいないそうを始める。


「今日は内装作業をするぞ。」


「おー!」

と二人は内装作業をして行く。昼には内装が完成して最後にレンガの柵を作って2時間後、家が完成した。


家の外観は全部白くなっていている。

中は20畳ほどの大広間と6畳のキッチン。

10畳程のお風呂。トイレは男女別々で、

嫁の魔法作業場8畳と旦那の錬金作業場8畳と

夫婦の部屋10畳の構成で屋上に上がる階段があり屋上には洗濯物を干す場と屋上で食事場があり、地下に降りる階段には、食材倉庫と武器倉庫と魔法実験室がある。

照明は旦那が作った魔法具を各部屋の天井に配置。お風呂は半分が浴槽で洗い場にはシャワーがある。浴槽の下部に魔法具を組み込み自分の魔力で湯が沸くようにした。


そして遅い昼御飯を外食で済ませ。

二人は家具とか寝具とかベットを買いに行って家の装飾をして終わり。最後は柵と家に防御結界の魔法具を組み込み完成した。

結界の魔法具は二人以外は通過しないように防御と防音&防寒防火機能を施した結界である。

これで嫁が悲鳴出しても外には聞こえないのだ。


「やっと完成した。ふう。」


「お疲れ様。旦那様❤️」


嫁は旦那に話をする。

「このあとは食事する? それともお風呂?」


「先ずは二人でお風呂だな。そして食事して後は明日の準備して寝る。もちろんベットでイチャイチャするけどね。」


「ばかあ。」

とオノノケをしながら夜はふけていったのだった。


ーーーーーーーーーーーーーー

新居が出来てバカ夫婦の新生活が始まります。

これからドタバタ騒動が始まるって思って下さい。

追伸、

この物語が面白いと思っていただけるのであれば嬉しいです。


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