第3話 中年戦士とツンデレ賢者は結婚する

ハリソンとリリアンヌが出会ってから約1ヶ月たったある日の朝。

「ハリー、おはよう❤️」

とリリアンヌはエロい声でハリソンを起こした。

「リリ。おはよう。今日も俺のはビンビンだわ。」


「イヤん♥️ バカ言ってないで服を来て朝ご飯食べに行ってギルドに行くよ。」


二人はあれから同じ部屋で一緒に暮らしていた。ただ、夜の営みが激しすぎて宿の主から、

毎朝にいつもこう言われているのだった。


「おはよう。お二人さん。いい加減に夜中の悲鳴は止めろ! こっちの身がもたん!」


その後二人は冒険者ギルドに向かった。


「おはよう。バカカップル。」


と受付のイリアが挨拶をした。


「誰がバカカップルだって。ラブラブと言え。このおネエめ!」


「そうよ。イリアって名前じゃあなくてイリオじゃない? 」


「イリオじゃあなく此処ではイリアよ。」


とおネエのイリアは言う。


「今日のオススメはあるのか?」


「あるわよ。オーク討伐とオーガ討伐があるけど。どっちにするの?」


「両方受けるよ。リリ良いよな。」


「もち。お金が無いからね。」


「オークとオーガ討伐依頼の受付完了っと。」


「行って来るよ。オカマのイリア。」


「行って来ますね。キモい受付イリア君。」


「おーい。オカマとキモいは余計よ! 

あ、ちょっと待って。」


とイリアが言おうする前にバカカップルは出ていった。するとイリアはボヤイでいた。


「はあ。あの二人お金が無いって言ったけど?確かギルド銀行の事を忘れてしまっているのよねえ。まあいいか。」


バカカップルはロワールから出て50キロにある森でオークとオーガの討伐をしていた。


「おりゃあ!『渾身切り』だ!」 


「ハリー避けて。『ファイヤーアロー』!」


オークとオーガの討伐を終わると。


「あっという間だったな。リリ。」


「そうね。ハリー。」


「宿暮らしを止めて家を買わないと宿の親父さんにまた言われるな?」


「そうね。まあお金が無いから無理だわ。」


「家を借りるとなると最低でも金貨10枚で家を買うと白金貨10枚以上かかるからなあ。」


「今の私達では何年になるやら。1年でも早く家買いたいなあって。待てよ。」


とバカカップルは話しているとハリソンが思い当たる事を思い出す。


「そう言えばリリの指輪買ったのは3年前だったよな。」


「うん。ハリーも確か5年前に買ったよね?」


「そうなんだよ。それでさ、気になった事があるんだけど?」


「何かな? 気になる事って?」


「指輪買う金額って銀貨10枚だった。リリはいくらで買った?」


「多分、ハリーと同じだよ。」


「ってその前に何か買った事があるか?」


「ないよ。余るからギルド銀行に預かって‥‥‥‥。」


「だろ? 俺の余るからギルド銀行に預かっていたから。」

と二人は思い出したように


「「ギルド銀行だ!」」


「ハリー。そうだよ。ギルド銀行の預金があったんじゃない?」


「お互いの預金を調べてもらって見よう。」


二人は討伐完了したので急いでギルドに向かった。

ギルドに着きイリアに話をした。


「おい。オカマ。俺達の預金額分かるか?」


「イリア君。直ぐに調べてよ。」


「はいはい。分かりましたよ。」


とイリアは預金額を調べる為に一端席を外れて10分後戻って来て、


「お待たせ。分かったわよ。」


「先ずはリリアンヌさんの預金額ね。リリアンヌさんの預金額は白金貨100枚。」


「え! そんなにあるの?」


「次はハリソンさんね。ハリソンさんの預金額は白金貨500枚ですよ。あと二人は装備も預かっているから忘れないでね。」


「「装備もあるの忘れてた!」」


イリアはやっぱりこの二人はバカカップルだなあって改めて思うのであったのだ。


場所はギルドの中にある酒場でハリソンとリリアンヌはお昼ご飯を食べながら今後の事を話していた。


「さてと。俺達には白金貨が600枚がある。そこで家を探して買うか、又は土地を買うかだな?」


「どうして土地のみを買うの?」


「それは俺が家を作るからだ。」


「マジっすか?」


「マジっすよ。」


「そういや。俺達お互いの事詳しく話していなかったよな。」


「あ。本当だ。」


「まあ。あの指輪のせいで色々とあったからな。ベットでもね。」


「イヤん♥️。って言わせるのは此処では禁止です。」


「それでさ。先にリリの事詳しく教えて下さい。」


「そうね。私は15歳まで魔法学校に居たのよ。もち主席で卒業して魔法研究の為に冒険者になったのよ。王都での宮廷魔法士と言うのもあったけど、彼処にいると魔法研究が出来ないのよねえ。冒険者になって『灼熱のリリアンヌ』と言われて、17歳の時にあの指輪を着けたら今に至るってとこね。」


「次は俺だな。俺も15歳で冒険者になったんだよ。理由は俺の家は貧しくてね。一攫千金の為ってとこか。昔は色々として一応は有名だったけどな。俺の昔の名はあるぜ。『赤い流星』って名がね。」


「え? 『赤い流星』ってソロでSランクの冒険者だったあの?」


「ああ。もう10年前ぐらい昔な。」


「何で今はDランクなのよ?」


「一回引退したからな。色々あって疲れてね。で10年前に復帰する際に初心に戻って一からやり直したのだよ。のんびりするためにね。」


「そうなんだ。お互い色々あるんだと感じるよ。」


「実は俺は戦士の他に鍛冶と錬金術を極めていてね。家を作るのは錬金術でしようと思う。」


「先ず家は、キッチン。大広間。俺達の部屋と個別の研究部屋。トイレとお風呂これは大きいのがいい。後は客間くらいか?」


「客間は要らないよ。だっていつも二人でいたいもん。イヤん♥️」


「そうだよな。俺達のラブハウスには要らんな。子供の部屋も要らないよ。」


「どうして? 子供出来たら必要でしょう?」


「お前さ、自分のステータスを見て変わった事無かったか?」


「そう言えば、種族がハイパーヒューマンになっていたわ。」


「俺もだよ。このハイパーヒューマンは歳を取っても見た目は変わらないんだ。リリは20歳で俺は40歳の姿で約200年以上の寿命になるかと。お互いハイパーヒューマン同士の子供は出来ないのさ。」


「じゃあ。私は今の姿で200年以上いるの? きゃあ❤️ 嬉しい❤️」


「まあ。そう言うことになるよ。」

とハリソンは次に真面目にリリアンヌに向かって言った。


「リリアンヌ。俺と結婚してくれ! いつまでもイチャイチャするから!」


「ハリソン。良いわよ❤️ 二人の時は甘えるからね❤️」


「サンキュー。マイハニー。」


「こちらこそ。マイダーリン。」


その後二人は教会に行き結婚式を挙げた。二人には両親はいなかったのでたった二人の結婚でありました。

その夜、二人は激しい初夜を迎えた。

無論リリアンヌの悲鳴が宿の外にも広がり、

ついに二人には呼び名が出てきていたのだった。その名は、爆裂夫婦と‥‥‥‥‥‥。









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