第2話 中年戦士とツンデレ賢者は出会う

ハリソンside

俺はハリソン年はもうすぐ40になる冒険者である。今、この王都から離れた街ロワールにある冒険者ギルド内の酒場にてパーティリーダーのロビンから、

「お前。首だ! さっさとこのパーティから出ろよ。」


「何で首って言うんだ? ロビン。理由を教えてくれないか?」


「それはお前が役にたたん。戦士って言っても殆んど荷物もちだからな。お前がいなくてもこの『漆黒の風』は続ける事が出きるし。後、お前後釜は決まってな。今日顔合わせなのだ。」


「本当に役に立たないから。あんたは。」

と僧侶のヘレンが言う。

「マジでウザいので消えてよ。」

と魔法使いのアニータが言う。


「それで俺の後釜は誰?」


「女性戦士のエリンと言うBランクの冒険者だよ。」

とロビンがニヤニヤして言ってくる。

お前、ハーレム状態になるのが嬉しいのわかるわ。まあ。俺はマジで戦士の役が出来ていないからな。


「わかったよ。此処から出ていくよ。」

と俺は酒場から出て行くのだった。


俺の若い頃は、そこそこ名を知れた冒険者だったが約10年前に変なジジイから能力アップになる指輪買って装備した途端に能力が低下していって今はDランク冒険者まで落ちて行ったのだった。

装備した指輪を鑑定依頼してもらった結果、


〈呪いの結婚指輪(男性用)〉

装備すると能力が下がる。

スキルの発動が出来なくなる。

魔法使用不可。あそこが立たなくなる。

と言う内容だったのだ。

そのお陰でお金が無いため、荷物係として『漆黒の風』に加入したのだが今首になったのだ。

酒場から外に出るとき、誰に当たってしまった。


リリアンヌside


「何で私が出て行かないと行けないのよ!」

と私リリアンヌはリーダーのグロディアに言い寄った。


「何故って。貴方の魔法が強力過ぎて倒した魔物が灰になって魔石も粉々にするからよ。」

グロディアはそう言った。


「そのお陰でお金が儲からないのよねえ。」

とシレーヌが言い、


「リリちゃんは優秀だけど、すぐ怒って魔物を灰にするからだよ。」

とアイリが止めを刺される。


「わかったよ。こっちからバイバイするわよ。じゃあね凡人ども。」


「「「そこが嫌なのよ!」」」


私は酒場から出て行ったのだった。

私リリアンヌは年は20歳。もちろん処女であります。15歳で魔法学校で大賢者の称号をもらい今いたパーティの中心だったけど、3年前にあるおじいさんから能力アップの指輪を買って装備したから、


〈呪いの結婚指輪(女性用)〉

装備すると能力値アップする。

魔法使用が上級魔法しか使用出来ない。

スキル発動が無関係に発動する。

呪いにより胸がAカップになる。

(リリアンヌの胸は元々Cカップである。)


そのお陰で上級魔法しか使用出来ないため、

魔法を使うと魔物は黒焦げになるので周りから『灼熱のリリアンヌ』と言われてしまっているの。聖女パーティから追い出されたのよねえ。

そして、酒場を出た時に誰かにぶつかってしまったのよ。


両方side


ハリソンはリリアンヌにぶつかった。

「ぶつかってすいません。げ。(『灼熱のリリアンヌ』じゃないのか?)ヤベエ。」


「いいえ。気にしないで下さいね。(この人能無しハリソンじゃない。)」

二人は見つめあった。

ハリソンはもうすぐ40歳だが顔はイケメンで髪は銀色、目は緑色して体型はガッチリタイプでリリアンヌにとってピンポイントだった。

リリアンヌは20歳になったばかりで髪は赤くボブカットで目は青色でスタイルは抜群だが胸がない。だけどハリソンにはピンポイントだったのだ。

お互いに赤くなっている最中、酒場から老人が出て来た。それは二人が良く知っている人物だった。


「あー! あの時のジジイ!」


「あー! あの時のおじいさん!」

と二人は老人を捕まえて問い詰めた。


「あらあら。お二人さん。」


「ジジイから買った指輪のお陰で生活出来なくなったのだ。どうしてくれる。」


「私もおじいさんから買った指輪のせいで色々大変になったんだから!」


「此処じゃあ。不味いからワシの家でも行くかのう? お二人さん。」

と二人は老人の家に行くのだった。

老人の家に着き各自座ると老人は、

「この指輪はワシでは外せないのじゃあ。」


「「何でだ。」」


「この指輪は結婚指輪でのう。ワシと婆さんの形見なんだ。婆さんが死んだ後、この指輪を見ると悲しくなるから売ったんじゃ。」

と老人は言う。


「お主らはお互いにソロ状態なら一緒にパーティ組んだら良いじゃないの?」


「何でこいつと組むって?」


「私も嫌よ。このオッサンと組むの」


「組んだら良いかと思うぞ? その指輪は一緒になってパーティ組むと呪いの効果が無くなるから。あと指輪を外す方法はあるが?」


「それだよ。それ。」


「本当にあるのなら教えてよ。」


「まあ簡単だわ。どちらが死んだら外れるのじゃあ。簡単じゃろ?」


「「おーい。ふざけるな!」」


「じゃあ貴方が死んでちょうだい。魔法で黒焦げにするから。」


「イヤイヤ。君こそ俺に切られて欲しいぞ?」

と二人は言い争いをする。

すると老人が提案をする。

「一回二人で話したらどうかのう? ワシは酒飲みに行くから今日は帰らん。棚に置いてあるお酒でも飲んで話したら良いわい。あと2階にワシらが使っていた部屋があってのうベット2つあるからそれぞれ使ってくれたら良いわい。」

と老人は外に出るのだった。


「あのお酒を飲んだら面白いかもな。何せあれは‥‥‥‥媚薬と惚れ薬を混ぜたオリジナルの酒だからなあ。」

外で出た老人は独り言を言うのだった。


老人が出た後、二人は棚の酒をたらふく飲んだ。すると二人は酔ったので、


「もう寝ようか?」


「そうね。私も寝るとしますか。」

二人は2階に上がって老人の部屋に入った。

部屋にはベットが2つあり、お互いに寝ようとすると二人の意識は真っ白になるのだった。


ー次の日、朝になってハリソンは目が覚めた。

「何で裸になって寝ているんだ?」

と不思議に思い、ふと横に見るとリリアンヌが寝ていた。しかも全裸で。

「これはどういう事になっているんだ?」


「うーん。」

とリリアンヌは目が覚める。


「え? 何故裸になっているの? ウソ?私も裸に? え! どうして?」

とリリアンヌは驚く。


「わああああ! あそこがビンビンしている。」

とハリソンは喜ぶ。


「イヤああ。私のあそこが赤くなっている。」

とリリアンヌは悲鳴を出した。


つまり二人は夜の営みをしてしまったのだ。


「何やってくれるのよ。あんたは!」

とリリアンヌはハリソンに怒鳴るが、別の事に驚く事になる。


「え? 胸が戻っている。AからCになっているわああ。えーーん。」


「ほんとだ。のっぺらぼうからお椀になっている。」

とリリアンヌの胸を揉み揉みするハリソン。


「やめて。あん❤️」

とエロい声を出したリリアンヌにハリソンは理性を失い野獣になってリリアンヌに襲いかかる。


「もう我慢出来ん! 行くぞ! おりゃあ!」


「ダメだって。あん❤️ 私もダメえ!」

と二人は朝からベットで合体を数回してしまったのだ。


二人の合体が終わって服を来て二人は更に驚く事に。


「おい。指輪の鑑定みろよ。」


「何よ。指輪の鑑定って。マジで!」


二人は指輪の鑑定内容を見た。

先ずはハリソンの指輪を見る

〈ラブラブ結婚指輪(男性用)〉

装備すると能力値アップとスキルの発動が可能

自分の意思でスキル発動ができる。

魔法が自由に使える。

〈ラブラブ結婚指輪(女性用)〉に対して絶倫となる。しかもラブラブになるほど能力が更にアップする。


続いてリリアンヌの指輪を見る

〈ラブラブ結婚指輪(女性用)〉

装備するとスキルと能力アップになる。

魔法が全属性で下級~上級まで使用可能。

胸が元に戻る。(AからCに)

〈ラブラブ結婚指輪(男性用)〉に対して淫乱になる。しかもラブラブになるほど能力が更にアップする。


それぞれお互いのを見て

「絶倫って。」


「淫乱って。」


「「なんだのだ!」」


「俺達がエッチしてラブラブになったから、呪いが消えたって事か?」


「そうなるのよねえ。これはマジで。」

と二人は再び赤くなる。

各々で覚悟を決めてハリソンから言い始める。


「リリアンヌさん。貴方に一目惚れしました。俺と付き合って下さい。」


「はい。ハリソンさん。宜しくお願いします。私リリアンヌを一生大事にしてね❤️」


「リリアンヌさん。もう一回していい?」


「良いわよ。優しくしてね❤️」

と言ってまた二人は再びイチャイチャ❤️していたのだった。







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