3人目の光の戦士

ルーネスとアルクゥはカズスへ入っていった。賑やかさは全くもって無く、ただ静けさだけが広がっている。

「ルーネス。やっぱり幽霊がいるのかなぁ。」

「もしかしたらな。じゃあとりあえず宿屋へ行こう。情報を集めないとな。」

「うん。」

宿屋には幽霊しかいなかった。と言っても姿を変えられているだけだ。宿屋にいたシドという人に話を聞いた。

「みんな呪いをかけられている。呪いを解いてくれないか?」

「わかった。だけど、どうやって呪いを解くんだ?」

「このカズスの村から北西にファルサス城がある。まずはそこに向かってくれ。」

「かなり距離があるな。」

「大丈夫だ。ここから南西の砂漠に飛行艇を隠してある。それを使ってくれ。」

「ありがとう。」

そうしてカズスを出てすぐ近くの砂漠に向かった。そこには確かに飛行艇が隠されていた。

飛行艇の操縦室まで行くと少女がいた。

「ここで何してるんだ?」

「きゃっっ!あんたたちこそ誰よ!」

一瞬驚いたがすぐに威勢を取り戻した。

「俺たちはシドって人から狩りたんだよ。で、お前は?」

「私は‥‥‥家出よ。」

「は?」

「私も連れてってよ!」

「言っておくが楽じゃないぞ。」

「強くなって戻ってくる‥‥そう決めたの。」

「そこまで言うなら‥‥分かったよ。」

「あ、そうだ、私はレフィア。よろしくね!」

「俺はルーネス。」

「僕はアルクゥです。」



《レフィアがパーティに加わりました!》

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る