ケイオス8「若き全能神」

大会からずやだった。古き呪いルナティックケイオスを癒すため闘争本能を満たすカードバトル大会が開かれることになった。

「ズリ!?」

「またやつか!」

雷馬は嘆いた。恐るべき最終カード若き全能神ヤングゼウスを操るマオがありとあらゆる大会を荒らしていたのだ。無敵のカード若き全能神は攻撃するだけで勝利してしまう最終カードなのだ。

「どうしようもねえぜ。ルナティックケイオスは奴が無双するだけの遊戯に成り下がってしまった」

「まだだぜ」

「角谷くん!」

「若き全能神を打ち破る唯一のカードを手に入れた」

「えっでもこれでカードは全部のはずよ!」

「まあみてろぜ」


そして。

「また、おれに負けにきたのか?飽きねえやつらだぜ」

「このままではみんながカードバトルに飽きてこの地では血腥い乱闘が始まってしまう!そうはさせないぜ!」

「ふん!」

そして!ジャンケンでは角谷が勝った。

「せいぜい、このターンでなんとかしてみな」

「おまえをたおせる唯一のカードだぜ」

「そんなものがあるはずはない!」

「あるぜ!若き全能神ヤングゼウス!」

「ばかな!二枚目が存在するとは!」

マオは倒され平和が戻ったはずだった。しかし。


全能神peperoncinoが増殖を始めた。つづく

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