ケイオス2「悪魔の永遠闘士」

いままでのあらすじ!女の子は雷馬リュウだった!

「伝説の……、おれが戦おうとしていた男!」

メズリが舌舐めずりする。

「ふん、貴様では私に何度挑もうとしても勝てぬわ!我が手に悪魔の永遠闘士ディアボリック・エターナル・ファイターのカードある限り!」

「あれが悪魔の永遠闘士ディアボリック・エターナル・ファイター!末端価格数万は下らぬという!」

「雑魚カード覆い隠された黒き混沌アーマード・ブラック・カオスはそこら中に落ちているが、これは滅多に生成されないレアカードだ!そのレアカードを持っている私に転入生如きが勝てるか!」


強敵!あまりにも強敵!やつに勝てるカードを探すためタイツと町中でカードを拾っていた。

「無理だよ。レアカードは滅多に生まれないんだ。それにたとえ悪魔の永遠闘士ディアボリック・エターナル・ファイターのカードを拾っても所詮五分になるだけ。君の言うジャンケンになるだけだよ」

「いや、閃いた。あのカードの、いやルナティックケイオスそのものの攻略法が!」


「ふふ、やられにきたのか」

床には何度も負けたメズリが転がっていた。

「メズリ!」

「へへ…足止めしておいたぜ」

「ありがとう!仇はとるぜ!」

「ふん、強力なカードは拾えたか?」

「リュウ!おまえにカードゲームというものを教えてやる!」

「では先攻後攻を決めてください」

ジャンケンで負けリュウが先攻となった。

「神にも見放されたか!出よ悪魔の永遠闘士!」

「ぶおおおんぶおん」

「行け!覆い隠された黒き混沌!」

「うおおおんうおん」

「ははっ!それに雑魚カードじゃねえか!貰ったぜ!」

闘士が混沌を攻撃!混沌のエネルギーが十億消し飛び、混沌は塵に帰った!だが!

「な、何笑ってやがる!」

「行け!覆い隠された黒き混沌!」

2体目の混沌が出現!

「いったい?なにが!?」

「これを見ろ!」

カードの束を掲げた!

「これはデッキだ!」

「デッキ?」

「デッキだと!?」

「知っているのか?志多名!」

「ああ……、伝説によれば古代カードゲーム人は一枚のカードではなく複数のカードを使い戦っていたと言う。そのとき用いられていたのがデッキだ!」

混沌の攻撃で闘士のエネルギーが削られ残り九億!リュウのターンの攻撃で混沌は消し飛ぶが更なる混沌が現れる!ついに闘士を撃破!

「負けたわ、あなた強いのね」

リュウが髪を下ろす。

「おまえ!女だったのか!?」

「素敵!ぺろっ」

メズリが舌舐めずりする。

「おまえも女だったのか!?」

「やはりあなたがこの都市を救う逸材」

白タイツが顔のジッパーを下ろし正体を表した。

「私は天聖てんせいメガ、このカードゲームの創造者です」

「タイツ!女だったのか!?」つづく

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