超カードゲームバトル、ルナティックケイオス

みぐだしょ

ケイオス1「覆い隠された黒き混沌」

 俺は角谷かどやマモル!話が始まったばかりだがトラックだ!俺はそれに乗せられてふと気づくと転校していた!異都市転校!


「ここは……?」

トラックを降りるとそこは異都市だった。困惑している俺に発光する全身白タイツが突然話しかけてきた。

「あなたは、この都市の住民ではありませんね?」

たしかにまだ住民票を移していない。

「この都市は危機に瀕しています。あなたが救ってください」

「そんなことを急に言われても……」

「あれを見てください」

タイツが指差す方向におばあさんと女の子がいた。ふたりはお互いに気づくと挨拶をした。

「おばあさん、こんにちは」

「なんだ平和じゃん」

「黙って見ていなさい」

黙って見ていると会話が続いた。

「今日はいい天気じゃのう」

「そうですね」

「こんないい天気だと……バトルがしたくなるのう!」

突如おばあさんが女の子に飛び掛かった!

「止めなきゃ!」

「黙って見てろ、と言ったはずだが?」

タイツは万力のような力で俺を止めた。仕方なく見ているとおばあさんと女の子は懐からカードのようなものを取り出した!

「このルナティックケイオスでバトルじゃ!」

「ルナティックケイオス?この馬取バトル市全域で行われているカードゲームです」

「カードゲーム……」


「へへっやってんじゃーん」

突如ナイフを舐めている男が現れた!

「おれもバトルしてーなー。お、そこのおまえ!バトルしようぜ!おれは志多名したなメズリ!バトルとナイフ舐めが大好きだぜ!」

突如バトルを挑まれた!

「お相手をしてやりなさい。このゲームの本質がわかるはずです」

「でもカードなんて一枚も持ってないし」

「あ?てめー市民じゃねえのかよ!だが安心しろ!カードなんてその辺に落ちてんぜ!」

よく見ると町中にカードが落ちている!拾った!

覆い隠された黒き混沌アーマード・ブラック・カオス?エネルギー100,000,000いちおく?」

「へっ雑魚カードか!運がねえな!俺も覆い隠された黒き混沌で勝負するぜ!」

「さあジャンケンで先攻後攻を決めなさい」

決めて俺が先攻だった。

「どうすれば、いいんだ?」

「攻撃すればいいんだぜ!」

メズリが教えてくれた。

「うおおおおんうおおん」

混沌が混沌を攻撃し混沌が消えた。

「簡単じゃないか」

「俺のターンだが俺にはもうカードがない……。お前の勝ちだぜ!」

「え?これ実質ジャンケンじゃ!?」

「え?」

「え?」

「え?」


「ワシの負けじゃあ嗚呼嗚呼嗚呼!」

おばあさんが負けていた。

「ふふふ、甘いな!そこの転入者!私は雷馬らいばリュウ!このルナティックケイオスがただのジャンケンでないことを教えてやろう!私のカードでな!」

「ばかな!おばあさんはジャンケンで勝っていたはず!?」

「みろ!」

リュウはカードを見せた!

「エネルギー1,000,000,000じゅうおくだと!?」

十億・・・。つづく

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