♯24 村人Aとして3日目の予定を
二人がゲームに熱中している間に風呂へ入ってしまおう
ゲームに対しての二人のリアクションは上々だ
娯楽も適度に楽しんでもらおう
将棋、チェス、囲碁などの方が良かったのだろうけども・・・
湯舟に浸かりながら今日の出来事と明日の予定を考える
朝からまさかの二人目登場・・・
想定していた展開は、二人目登場
あちらの世界からの刺客、バトルをしながらそのまま旅立って行く
といった感じだったのだが
二人とも居座るつもりの様だ
それはそれで釜舞わない
面倒を見る覚悟は・・・した
勉強道具もある程度買い与え、自分で学ぶシステムも教えた
あとは必要な物を少しずつ買い足せば良いだろう
二人とも飲み込みは速い方だと思うし、知識を得る事に貪欲だ
出来る限りサポートはしようと思う
明日は二人の買い物だな
新宿へ行って、服と下着だな
朝一で行くと通勤ラッシュにぶつかるし店も開いてないだろうから、9:00頃の準急にでも乗って9:30くらいには新宿に着けば良いだろう
そのままカフェに入って店の開店を待って、開店と同時に下着を買おう
朝一であれば、客も少ないだろうからな
下着は店内には入る訳にはいかないから、従業員を呼んで丸投げしてしまおう
その次に服か
服はそれぞれの好みもあるだろうから好きな物を選んで貰おう
幸い夏服だから、そう出費も大きくはならない・・・だろう
下着の値段がな・・・想像出来ん
自分で購入した事はないからな・・・
5000円くらい見ておけば良いだろうか?
昼までには終わらせて帰りたい所だがな
予算は10万前後と考えておこうか
湯舟に浸かりながら明日の予定を考えた
風呂から上がると二人はゲームで盛り上がっていた
3人分の飲み物を用意しながら画面を見る
1-1はクリアした様だ
ステージは1-2になっている
二人に飲み物を差し入れする
ソフィアもブリュンヒルデも、どや顔でこちらを見る
1-2に進んだ事が誇らしいのだろう
ゲームをまったく知らない状態で30分程で1-2へ到達するのが適正か、遠い昔の事なので今の俺では判断しかねるがとりあえず二人を褒め称えておく
「まじやばい」
褒めて伸ばすタイプだ、俺は
二人はゲームを続ける様なので放っておく
仕事のメールのチェックをする
急ぎの案件はない様なので、明日は休みで良いだろう
仕事のメールに返信した後、日課のMMORPGを起動する
あ
今日はパッチが当たる日だったか・・・
最近はもっぱら金策のみだったのでこの辺りの情報は拾えていなかったな
5分程で終わる様だ
良かった
さぁ、やろう→アプデ→数10分という流れになると萎えてしまう
5分程度ならば許容範囲だ
待っているアイスでも食べよう
冷凍庫を開けてチョコの棒アイスが3人分あるのを確認する
ソフィアとぶるんヒルでにそれぞれ渡してPCの前に座る
モニターの向こうから二人の「まじやばい」という声が聞こえて来た
お気に召した様だな
風呂上りのアイスは何故こんなにも美味いのか・・・神のみぞ知るというヤツだろう
アイスを食べ終わるとアップデートとインストールも完了した様だのでログインする
ログイン218人待ち・・・パッチ初日はこんな感じだ
サブスクリプション形式のMMORPGでこれほど成功を収めるタイトルも稀有だろう
開発陣のユーザーへの寄り添い方が絶妙で一緒に仕事をしたいと思わせる様な仕事ぶりなのが第一だろう
統括のプロデューサー兼ディレクターの吉村氏の力も非常に大きいと感じている
彼の仕事に取り組む姿勢、考え方に関しては、同じように仕事で活かせる事も非常に多い
ユーザーの質問に真摯に答える様子は非常に好感が持てるし、何より出来ない理由を明確に答える事だ
正直ぐぅの音も出ない
そういう理由ならば仕方がないと思える
プロジェクトと各部署のタスクを詳細まで把握しているのが伝わるその言葉からは、彼が誰よりもこの作品を愛しているのが伝わるからだろうと思う
そんな彼の赤裸々な書籍なんかもあるのでおススメだ
ログインしマーケットの出品管理を終えるとすぐさまログアウトした
MMORPGはかなり時間泥棒だ
ハマってしまうと延々と時間を浪費してしまう
一番大きいサイズの個人宅を購入した事で一旦休止といった形を取っている
またいずれ、がっつりやるだろうけども、まだ先の話になりそうだ
もしかしたら復帰する時は二人が始める時かもしれない
日課が完了したので彼女達の進行状況を覗きに行った
あ
1-1に戻ってる
昔のゲームはコンティニューがなかったり、コンティニューに回数制限があったりと難易度高い物が多かったりするからなー
このゲームは裏技で一応コンティニューらしき物はあった気がするが・・・今はまだいいだろう
プレイしているのはソフィアだが、もう随分と慣れた様だ
Cダッシュもしているし、空中での軌道修正も行っている
細かい操作も出来る様になって来たらしい
やはり上達が早いな
見事1-1をクリアしてみせた
拍手で褒め称える
拍手が彼女達の世界でどういう意味を持つか知らないが、とりあえず気持ちだ
二人はゲームに夢中の様だ・・・時間は9:00か
ニュースサイト回って、少し仕事をしておくか
ふーーーーーっ!
0:00となったが、二人はずっとゲームをしている
ゲームを長時間しては行けません・・・などと言うつもりはない
俺もやるときは睡眠時間を削ってやるからな
俺は先に寝るとしよう
ベッドは二人が使うだろうからリビングのソファーで寝る・・・つまり彼女達の後ろだ
明るくてもうるさくても眠れるタイプなので徳に気にはならない
二人の盛り上がる姿と8bitのBGMが子守唄だ
8bitサウンド・・・良きの良き
ん・・・
起きると目の前にはソフィアが・・・
まだゲームをしているのを確認出来る
徹ゲーしたな・・・こいつ
ゲーマーとしての才能があるな
ブリュンヒルデは見当たらない・・・さすがに寝たのか?
と思ったら腕の中に重みを感じる
・・・いたよね
俺の胸の中にブリュンヒルデ
おっさん布団に潜り込むとか大丈夫なの?
こちらとしては嬉しい限りだが
おっさんもいつまで理性を保てるか分からないので自重はして欲しいが
ソフィアに声を掛ける
「おはよう」
ソフィアに声を掛けるとソフィアにもこちらにおはようと声を掛ける
全然眠そうじゃないな・・・
一周回ってん眠気が飛んでるヤツだな
画面を見るとステージは8-1・・・最終ステージじゃん
凄いな
ブリュンヒルデはまだ寝ぼけている様で俺の胸に頭を埋めて来た
役得だな
しばらくこのままでいるとしよう
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