6.お前らさっさと帰れ。

はぁぁぁぁ~。

太陽の光は、気持ちいな…。

冬でもホカホカする。


「たっだいまぁ!」

んん?

帰って来たか。

いい気分だったのに…。

まぬけな声が邪魔だな‥‥。

今、僕は、1人で寝ていたい気分なんだ。


「「おじゃましますぅ!」」

はぁ?誰だ?

なんだ、なんだ?

僕は、不審に思って一階に降りた。


「あっ!降りて来た!ただいま!今ね、友達が来てるの!挨拶して。」

はぁ?

嫌だよ。

なんで、僕が普通、新参者が先に挨拶するものだろ?

そんな、礼儀しらず社会でやってけないんだからな。

「ちょっ!無視かい!もうっ‥ほんと、ごめんね?愛想がないの!ちょっと、くらい、愛想がないと生きてけないぞ!」

((あははははっ!))


何が、愛想がないだ。

愛想がないのは、そっちだろう?

家のボスに挨拶もなしに…。

社会で生きてけないのはそっちだ。

はぁぁぁああ~。

煩い、煩い。

君と同じくらいの子どもが、2人も…。

3人も高い声で、喚くから耳に響くだろ?

そんなことも、知らないのか。

煩い奴らは、2階に行ったな…。

僕のお昼寝を邪魔しやがって…。

ママに言いつけてやる。


ぐぅぅううう~。

カシャ‥‥カシャカシャ!!


ぬん?…。

煩い。誰だ、僕の耳元で騒いでいる奴は…。

うん?

「あっ!起きちゃった!」「ごめんねぇ~寝てたのにぃ!」

‥‥‥‥。

‥…‥…‥‥。

お前らぁ!煩いぞぉ!!

僕の安眠を邪魔しやがって!

さっさと帰れ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る