ある日の日記

ともや

第1話 始まりの日記

 街はもうすぐクリスマス


 赤や青のイルミネーションに人々は浮かれ、僕は余計に気が重くなる


 早くこのチャラついた街を抜け、暗くて落ち着ける自分の部屋に戻りたい


 そう足早に人々で混み合う交差点を僕は駆け抜けていた


 しかし、突然呼び止められた。

「ねぇ、ユキじゃない?」


 クリクリの瞳、パッツンの前髪、そして見覚えのあるGcup爆、、、、


「うおっ、花(はな)やん、何でこんなとこおると?」

「いや、ユキこそなんしよーと?」


 卒業してから15年は会っていない、連絡も取り合ってない2人が突然、縁もゆかりもない土地で突然出会う、そんな奇跡に2人が喜んだのは当然の事だった。


 その日はお互いに用事があり、連絡先を交換、名残惜しみながらもお互いの用事先に向かい用事を終わらせた。


 ピロン♪

 今日はユキに会えてビックリしたよー。今度必ず飲みいこ!

 色々話したいこと有るんだ。


 ピロン♪

 俺も俺も、絶対飲みいこ、、、って俺飲めんの知っとーやん笑 ま、でもご飯いこ。


 ピロン♪ ピロン♪ ピロン♪、、、、



 思い出したら学生の時、僕は花が好きだった。太陽のような笑顔、周りを取り巻く友人たち、キラキラした大きな瞳、そしてGcupの爆、、、


 彼女への恋心はいつも実らない


 お互いどちらかに彼氏や彼女がいてつき合ったりする事は無かったが、何故かウマが合い、2人だけで出掛けることも多かったのはいい思い出。


 また、、、会えるなんて。


 その後の話はまた違う日に書こうと思う。

 今日はここまで。

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