5》♠︎村長の娘を助ける〜話し合い〜♠︎
ここは、トパタパス村のひと気のない空き地。
トウマとウッピィは村の中を歩き、行き交う人々の話を聞きながら、この空き地に来ていた。
そしてトウマは、切り株に座りウッピィを膝の上に乗せ、見聞きして来た事を話し合っていた。
「ウッピィ。ここにくるまでの間に色々な話を耳にしたけど」
「
ウッピィは手を動かしながら話をしている。
「うん。アルベルトの事は、この件が片付いたらでいいと思う。そういえば村長の娘さんの名前って?」
「
「そうそう。現在そのマリエスが森から戻ってきていない。それに、山賊に拐われたかもしれないんだよな」
トウマは考えはじめた。
「
「うん。そうなると、すぐにでもマリエスを救い出したいけど」
「うちも同意見
「それなんだよなぁ〜」
(ん〜この場合どうすればいいんだ?)
トウマがそう考えていると、ウッピィはニヤニヤしながら口を開いた。
「トウマが
ウッピィはそう言い下を向きクスクスと笑っている。
「ウッピィ!冗談でも笑えないんだけど」
「ああ、
ウッピィは少し間をおき、
「
「確かにウッピィの言う通りだよな」
トウマはそう言いウッピィを肩に乗せると立ち上がった。
そしてトウマとウッピィは、空き地を抜け森へと向かった。
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