第5話 ノート
昨日と変わらぬように目覚め、昨日と変わらぬ空を見上げてまた片付けをした。
昨日まではゴミをまとめていたが、ゴミ以外のそこら中に散らばるものを分けることにした。
そうすると、何冊かボロボロのノートがでてきた。
「なんだろうか、まあ後で見てみるとするか。」
そうして適当にそこらのものを仕分けてかなり綺麗になった。
昨日のようにまた気持ちの悪い外に出て、少し散歩をして昨日と変わらず眠ろうとした時、ふと片付け中に見つけたノート書きになったので覗くことにした。
それも何冊もあるのでまずは適当に1冊手に取ってみた。
その内容はこのようなものだった。
「私」が「私」に書いた、言わば交換日記のようなもので、日々のことや思ったことが書いてあった。
その手に取ったものはどうやら私が子供の時書いたものらしく、勉強はどうだの友達がどうだの書いてあった。
「なんだ、そんなものか。でもこんなもの忘れていたな。しかしこのノート、やけに新しいものもあるな。また明日でも見てみるとするか。」
そして私は眠ることにした。
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