第4話 終わらぬ夢

次の日も、夜だった。

私は懲り懲りしてきた。

「朝は嫌いだが夜ばかりではまた嫌なものだな。」

そう言いながら昨日の片付けを再開して、ある程度は床が見えるようになる。

「それにしてもやることの無い日々だったが人が居なくなると突然何か違うことがしたくなるものなのだな。」


そう言いながらふと、今この世界はどうなっているのだろう。と思った。

そうして、買い出しがてらに近所を散策することにした。


…私は帰宅した。

買い出しをし、散策もしたがやはりしんと静まり返った世界が落ち着かなかった。

どこもかしこも家の電気がついていない。

街頭のみぼうっと私を照らすのみだった。

気持ちが悪くなってきた。

「ああ、こんな日は酒を飲むしかない。」

そう言いながらビールの缶をあけ、ぐびりと喉に流し込む。

気味の悪いここ数日のことなどどうでもいいくらい気持ちが良かった。

「明日はまた片付けをしながらこの世界を知ることにしよう。」

そして私はまた眠るのだった。

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