第2話 夜の世界
「なんだ。時計が壊れたか。まあいい、どうせやることなど無い。アラームを鳴らすのも昔の癖だ。」
そう言って私はまた布団に入る。
目が覚めた。
自然と覚めたのだ。
「ああ、アラームがならないと何だかすっきりしないな。」
そうやって携帯を開く。
昼だ。
だが開けたままだった外を見ても暗かった。
「はて、どうしたもんだろう。太陽が壊れたか。それとも私はまだ夢の中だろうか。」
そう呟きながら食料がないことを思い出し、外へ出ることを決める。
外に出ると、少し肌寒い。
コートを取りに戻り、スーパーへと向かう。
「誰もいないな。皆眠っているのか。」
薄気味悪い様な道を進み、スーパーへと着く。
スーパーの中には誰もいなかった。
だがしかし、空いているのだ。
「人類でも滅亡したか?だがしかし私は何故居るのだろう。」
そうして食材をカゴの中に詰め、レジにその分の金を律儀に置いて帰る。
家に帰ると飯を作り、食べ、そして眠った。
「変な1日だった。気味が悪い。明日には元に戻って欲しいものだ。」
そして、私は電気を消した。
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