3-4 バンクガード登場!

「おぉ……」

 #SSsのバンクに入って開口一番、あまり中身のない感嘆を漏らしてしまった。


 まぁ、これはしょうがないと言わせてほしい。なにせ目の前にプロレスのリングのようなものがあって、そこでカラフルな衣装を着たレスラーが相手にドロップキックをかましているところだったのだから。


 リングの周囲には汗臭そうな男たちが集まって歓声をあげている。彼らの手にはビールのジョッキ。部屋の隅にバーカウンターがあって、そこでお酒を出しているようだ。

 これって……。


「漫画でよく見る、地下の闘技場みたいなやつじゃんっ……」

「みたいな、じゃなくてまんま地下の闘技場なんだよ」

 それもそうか。#SSsの施設なのだから、地下の闘技場なのは変なことではない。


 僕はジョニーに連れられ、冷泉百貨店を出て電車を乗り継ぎ名古屋にまでやってきた。ここは名古屋駅のそばにあるビルの地下三十二階であり、標高的にも間違いなく地下闘技場だ。ビルの入り口にいる警備員のおじさんにスマホを見せたらエレベーターに乗せられて直行と相成った。


 エレベーターの速度が速すぎて、未だにちょっと耳がキンキンする。おそらくドバイのビルとかに導入されている、魔導式の直搬型高速エレベーターだな……中の操作盤に刻印されているメーカー名が国内のものではなかった。


「にしたって、ここまでステレオタイプな地下闘技場にしなくても」

「酒飲んで戦って金賭けたらどうあがいてもこういう雰囲気になるんじゃねぇのか?」


 ジョニーがテンガロンハットで顔を仰ぎながら言った。地下室は十分に広く空調も聞いているようだが、男たちの熱気があるせいで妙に蒸し暑かった。この湿気、奴らの汗じゃないだろうな……。なんか汚い。


「暑いし、なんか飲むか……あ、もしかしてお天道様の届かない地下だから未成年でもお酒飲めたり?」


「年齢確認されるぞ。俺ですら」

「変なところで律儀だな!」

 賭博はいいのに未成年飲酒はだめなのか……。


「それに、バンクガードと戦うのに酔っぱらうわけにもいかんだろ」

「そうだよなぁ……で、そのバンクガードってのはどいつだ?」

 僕は周囲の喧騒に負けないように声を張った。ジョニーがリングを指さす。


「あぁ、それなら」

 僕はジョニーが示すほうを見た。リングの上がわちゃわちゃしていて見えにくいが、その後方に金網で囲われた窓口が設置されていた。カウンターにわずかに開いた隙間からお金をやり取りする形式らしい。


「あそこで申請すれば出てくるぞ」

「ザ・いかがわしいところの換金所って見た目しているな……」

「わかりやすいだろ」

「まぁそうだけど。行くか……」


 僕は部屋の中央の暑苦しい密集を避けて、部屋をぐるりと回りこんだ。カウンターでは気怠そうな顔をした女性がぼんやりとリングの試合を眺めている。彼女の衣装は黒が基調であるところ以外は銀行員みたいで、胸元に#SSsのロゴをかたどったピンズが輝いていた。


 彼女は僕が近づくと、腫れぼったい瞼を僅かに持ち上げた。視線が一瞬こっちに向くが、すぐにリングへと戻る。


「あの、すいません」

「はい?」


 部屋が騒がしかったので、僕は大きめな声で呼びかけた。だが女性のほうにそんな配慮はなく、彼女がただ返事をしただけだということを聞き取って理解するのに少し時間がかかってしまった。


「バンクガードと戦いたいんですけど!」

「……スマホ」

「え? ……あぁ、これか」


 ポケットからスマホを取り出し、金網の下に空いていた隙間から差し込んだ。受付の女性はスマホを受け取ると、手元に置かれていた白い台の上に置いた。しばらく画面を眺めると、黙ってスマホを突き返す。


「ちょっと待って」

「え? なんて!?」

 彼女が何を言っているかわからず聞き返した。だが、受付の人は僕の言葉に反応せずそばのパソコンを操作し始める。


 ……まぁ、リクエストが通ったってことなのかな? 僕は窓口から少し離れてジョニーの元へ戻る。


「……にしても、なんでバンクガード? なんかに勝たないといけないんだ? 普通に引き出させてくれりゃいいのに」


「そりゃお前、バンクガードがいると少額懸賞金の雑魚としか戦わない弱小に金を支払わなくて済むだろ? そうすると運営に必要な資金を削減できるってわけだ。だから#SSsはわざわざ手練れを引き抜いてバンクガードにして、小遣い稼ぎを目論むソーサラーを返り討ちにしてんだよ」


「ケチ臭いな……」

 意外とセコいぞ#SSs! でも経営面から考えるとすごく合理的なシステムだな。弱いソーサラーの試合で金を稼ぎつつ、彼らに賞金を支払わない理由をつけているのか。エグい。


「どれくらい強いんだ? そのバンクガードは」

「いちいち公開されてるわけじゃないが、だいたい懸賞金にすると四五十万ってところだな。ま、俺も勝ったことあるしお前なら大丈夫だろ」


 ジョニーの倍か。結構キツイのではないか? ジョニーに勝てたのは用意周到な準備によるところが大きいというのに。こんな突発的な戦闘でいけるかどうか……。


 いや、でも考え方を変えれば藤堂の半分以下、上京の四分の一くらいともいえるのか。うーん。そう捉えるとべらぼうに無理な戦いでもないような気がしてくる。

 上京と戦ったのは#SSsのレベルを知るためという側面もあったが、現状役に立っているな。


「バンクガードは長年#SSsで戦ってる奴だ。この前の上京みたいに滅茶苦茶はやらないだろ。酷くても脳震盪で済む」


「そうならないのを祈っているよ……」

 僕の呟きと同時に、部屋の照明が落ちた。すわ停電かと思ったが、ジョニーは大した反応を示さなかった。暗闇に目が慣れてきたころ、天井のスピーカーがハウリングする。


「レディース! エンド! ジェントルメン!」

「うぉっ?」


 地下室にわんわんとアナウンスが響き渡る。どこから飛んでくるのか、スポットライト光が中央のリングを明るく照らし出した。

 これはまるでプロレスのっ……。


「誰だよこのアナウンス……」

「お待たせしました! 本日の主役の登場だ! 盛大な拍手を!」

 アナウンスの反響が止むよりも早く、大音量で音楽が響き渡る。


「真城! ビクトリア!」

 リングの向こう、僕らが入ってきたはずの入り口のそばで白いスモークが吹き上がる。煙の向こうから恐ろしく背の高い人影が現れ、霧のカーテンを貫いた。


 スポットライトがその人に当たる。常人の倍はあろうかという褐色の腕が光を跳ね返した。白を基調に、ショッキングピンクのラインで飾られた衣装が眩しい。剥き出しの腹筋はなだらかなシックスパックで、腰は建物の土台のようにがっちりと不動だった。


 そして、顔を覆うマスク。衣装と同じ白とピンクのマスクで、目元と口元以外が全く見えない。特徴的なのは、額にでかでかと張り付いたアルファベットのVを思わせるシンボルマークだ。頭から飛び出した二本の先端が角のようであり、触角のようでもある。


「ビークトリア! ビークトリア!」

 周囲から歓声があがる。

 あれがここのバンクガードか……見るからに場慣れした手練れだ。


 背後から金網を軽く叩く音が聞こえる。振り返ると、受付の女性が手で僕らが邪魔だと合図していた。僕はジョニーと一緒に横へずれ、彼女のために視界を開けた。


「……人気だな。ビクトリア……真城マキ・ビクトリア?」

「あぁ。元プロレスラー。年齢と故障で引退し、そのあとに#SSsに引き抜かれたらしい」


 ビクトリアがリングに入りコールが終わる。消えていた照明の明かりも戻り、地下室が平穏を取り戻していく。とはいえ、ビクトリア登場で上がったボルテージはそう簡単に収まる気配がない。


「さぁ、今日ビクトリアに挑む無謀な挑戦者は誰だぁ!?」

 アナウンスが周囲を煽る。早速、リングのそばにいた若い男が飛び上がってビクトリアに対峙する。


「おっと。ほかにもチャレンジャーがいたか。お前は行かなくていいのか?」

「いや、まずは情報収集から」

「慎重な奴だな」


 僕はスマホを取り出し、画面を叩く。地下深くだけどどういうわけか地図は機能していて、ビクトリアの存在を示すアイコンが点滅していた。タップすると情報が飛び出してくる。


「えっと……真城・ビクトリア、バンクガード、懸賞金四十万円相当、性別ビクトリア……?」

「性別不詳のルチャドーラって売り込みだったな」


「ルチャドーラって女性名詞じゃなかったか?」

「そうなのか?」


 スペイン語には男性名詞と女性名詞があったはず。男性名詞はルチャドールだ。まぁ、どっちでもいいか……。


「で、使用魔術は身体強化か……」

 極めて初歩的で基礎的ベーシックな魔術。正直、強力なものとは言い難い。小学生でも使えるものだ。


 だが……。

 僕はビクトリアの姿を見据えた。身長は少なくとも百八十はあるだろうか。脚も長く太い。長身だからと言ってひょろ長というわけではない。体重も三桁あるかもしれない。


 そして元とはいえプロレスラーという経歴の持ち主か。プロスポーツは全般的に魔術の使用を禁じている。つまり彼あるいは彼女は、魔術を一切使わない戦いの手練れというわけだ。


 単純極まる身体強化魔術も、元々体が強い人間が使うと凄まじい威力を発揮する。元来の身体能力と魔術の掛け算だからだ。ビクトリアのように元になる体が頑丈なら魔術が多少お粗末でも恐ろしい効果を発揮するのが身体強化の強みだ。


 逆に、僕は身体強化魔術を使おうと思えばここにいる誰よりもうまく使える自信があるが、だからと言って最強になれるというわけではない。ゼロには何をかけてもゼロのままだ。


 ジョニーはビクトリアが年齢と故障のために引退したと言っていた。加齢や怪我のせいで体がうまく動かなくなった選手が魔術の使用が許されたスポーツに転向する事例は多いらしい。


 しかし、そういう選手はたいてい活躍しない。当然だ。元々魔術に明るくないのに、体の不調というハンデまで背負って活躍するのは難しい。魔術ありのスポーツに転向したプロ選手がそこで活躍できる確率は一割程度だと指摘する調査もある。


 その点、ビクトリアはどうだ。バンクガードという、#SSsの要とも言うべき役割を任せられている。つまり、あの人は一割側の人間だ。

 あれは間違いなく一流の戦士……厳しい戦いになりそうだ。


「おい、始まるぞ」

「え? あぁ……」


 スマホを見て考え込んでいた僕は、ジョニーに小突かれて顔を上げた。リングの上ではビクトリアと対戦相手が睨みあっている。相手の懸賞金は……十五万円か。


「試合開始!」

 どこからともなくゴングが鳴り響いた。同時に、対戦相手がビクトリアに向かって杖を振る。真っ黒な杖から炎の渦が迸る。基本的な火炎魔術か。


 だが、ビクトリアは右腕を横薙ぎして炎を吹き飛ばした。

 当然か。その程度の対処ができなければ、#SSsのバンクガードなどできない。


 僕は上着のポケットから平たい円形に加工された石を取り出した。濃い赤色で、ところどころに黒い筋の入った石だ。それをビクトリアへかざし、魔力を込める。


「なんだそりゃ」

「ジャスパーだ。洞察力を高める。目の前の魔力の流れとかがわかりやすくなるんだよ」


 両手から魔力を送られた石が輝き、透明度を増した。石をレンズのように通すと、向こう側の魔力の流れが可視化されてはっきりと見えるようになった。


 僕は石のレンズを覗き込む。ビクトリアの腕を渦のように魔力が漂っていた。魔力をまとった腕が炎の二撃目、三撃目も打ち砕いていく。

 だが、腕にまとった魔力の分厚さとは対照的に、それ以外の部位には全く魔力が流れ込んでいない。


「これは……興味深いな」

「何が?」

 ジョニーではない声が横から聞こえてきた。びっくりして振り返ると、先ほどの不愛想な受付嬢が僕のジャスパーを覗き込もうとしていた。


「……見る?」

 女性は無言で頷いた。僕はジャスパーを彼女も見れるように差し出して一緒に覗く。


「俺も俺も」

「悪いなジョニー。この石は二人用なんだ」


「けち臭いな」

「どうせ見えないから顔近づけんな」

「で、何が起こってるの?」


 僕は指でレンズに映るビクトリアの姿を小突いた。ビクトリアは飛来する火球に左足の蹴りで応戦する。そのとき、魔力は腕から即座に左足に移った。さっきまで魔力をまとっていた腕が今度は無防備になる。


「魔力があっちこっち?」


「恐らくビクトリアは魔力量が多いほうじゃないのだろう。僕みたいに潤沢な魔力があれば全身を覆う魔力の鎧をまとえるけどそうじゃない人がやるとすぐにガス欠を起こす。それに人が瞬間的に使える魔力の量も限りがある。必要なところだけに集中させたほうが効率的なんだ」


「なんだそれ。面倒くさそうだな」

「実際難しいだろうな。魔力を集める場所を切り替えるのは瞬時にとはいかない。相手の攻撃と自分の対応を計算して予め魔力の動きを決めておかないとうまくいかない」


「じゃあ……」

 受付さんが低い声で言った。


「見てから回避とか無理?」

「そうだね……これは相当高度な技術だ。素晴らしい……うん?」

「どうした?」


 僕はジャスパーのレンズを凝視した。魔力の流れがひとつだけ逸れているように見えたけど……気のせいか?


 思わず手に力が入る。その瞬間、パキッと軽い音が鳴って石が真っ二つに折れてしまった。


「あっ……」

「しまったっ……」


 砕けた石が床に散らばる。石が飛び散る音は部屋の歓声にあっという間に飲み込まれていった。


「あぁくそ……思ったより消耗していたのか。予備を持ってくるべきだったな……」

「消耗するのか? その石」


「宝石魔術最大の欠点だよ」

 僕はジョニーに答えながら歯噛みした。


「宝石属性の魔力は宝石に通すことで詠唱なしにその宝石に意味づけられた特徴を取り出して使うことができる。ダイアモンドなら硬さ、ルビーなら灼熱ってね。だけど宝石だから当然手に入れにくい。純度が高く大きな宝石は特に」


「金食い虫の魔術だな。それで指輪なのか」

「そう。時間制限付きでも高純度な宝石を使えるのは便利だ」

 椅子から降りて、砕けた石をかき集める。この大きさになってしまうと、もう魔術の役には立たない。


「だけど偽物を使う理由はそれだけじゃない。宝石魔術は宝石を消費するんだ。使えば使うほど宝石が文字通り削れていく。さっきのジャスパーも使いすぎて脆くなっていたんだろう。で、限界が来た」


 それでも、ジャスパーくらいの値段の石なら替えが効くから問題じゃない。ダイアモンドとかいちいち買い換えていたら洒落にならんぞ……。

 やはり、早く稼いだお金を引き出さないと……。


 僕は椅子へ座り直し、ビクトリアの戦いに視線を戻した。魔力の流れは見えなくなってしまったが、ビクトリアの動きに注目する。


 魔力の流れはほぼ完璧だった。無駄のない軌道を描き、タイミングをばっちり合わせて体を強化する。そうして敵の攻撃を迎撃し、隙を見て……打った! ビクトリアの右ストレートが相手の顔面を打ち抜いた。相手は鼻血を出しながらマットへ沈んでいく。


 歓声。

 あれほど戦い慣れた、魔力操作のレベルも高い魔術使いが、魔力を変なところに流すなどということがあるだろうか。


 偶然や失敗ではないなら、何か理由があるはずだ……。

 考えろ……魔力を他所に流して得られる利益はなんだ?


 身体強化を別の箇所に流用しているなら、流用した魔力もまた身体強化に使われるはず。同時に一方では身体強化をし、もう一方で別のことをするのは難しい。僕が片手で二つの指輪の魔術を操れないように。


「うーん……」

「考えて勝てる相手なのか? おい、また別の挑戦者に先越されたぞ」


 好き勝手言うジョニーは無視した。リングの試合は二戦目に移っている。今度の相手は……お、腕に電気を流している。その状態で格闘をするようだ。


 ビクトリアは相手の正拳突きを腕で受け止める。電流のダメージがあるようには見えない。やはり魔力でガードしているのか。連続する攻撃を、上半身を捻ることでかわして胸ぐらを掴み……ヘッドパッド! あれは痛いぞ……。


「……うん?」

 はて? いま何か違和感があったような……なんだろう? 何かおかしいと思ったぞ、僕。一体なんだ……?


 だめだ。違和感の正体が喉元まで出てきているのに、そこから上がってこない……。

 もう少し……。


「おい、終わったぞ」

「え?」


 ジョニーに言われて、僕は下げていた視線を戻した。どうやらさっきの電撃ビリビリ腕マンはビクトリアのヘッドパッド一発でノックアウトされたらしい。ぐでっと脱力している彼がリングの外に運び出されていく。


「さぁ早くも二人のチャレンジャーを片付けたビクトリア! もう勇敢な挑戦者はいないのか?」


「早く行けよ。帰っちまうぞ」

「あぁ、そうだな……」


 まだビクトリアの攻略法を考えついていないんだが……仕方ないか。名古屋くんだりまで来たのに目的の相手とこぶしも交わさずにすごすご帰ってきましたでは成果がない。直に戦えばわかることがあるかもしれないし……。


「よし、行くぞ!」

「せいぜい気張ってこい」

「……頑張って」


 受付さんも控えめに応援してくれた。僕はどう反応していいかわからず、ぎこちなく腕を上げて応じた。大きく息を吐いてリングまで歩く。心臓はバクバクだが、そうも言っていられない。リングへ近づくと僕の存在を察した周りの観客たちが道を開けてくれた。


「ほう。まだ挑戦者がいたようね」

 リングの上からビクトリアが僕を見下ろす。初めて声を聴いた。低く、予想よりも滑らかな声だった。


 僕はリングへ上がる。ロープをくぐってビクトリアに対面した。……やはり大きい。顔を上げないと相手が見えない。


「ボーイ、名前は?」

「石見高人」


 息を吸い、精一杯胸を張る。

「お前を倒すかもしれない魔術師だ」

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