幸せ・不幸せの定理
以下の文章を①とします
「この世界にはこんなに人がいるのになぜ、私はいつも一人きりなのだろう。他の人は皆、愛する人が隣にいて幸せそうにしている。一人の時間を楽しめばいいというが、誰とも分かち合えない楽しみなんて無価値だ」……①
以下の文章を②とします
「この世界にはこんなに人がいるのになぜ、私はこの人といるのだろう、他の人は皆、隣にいる人しか愛してはいけないこの現実に違和感を覚えないのだろうか?一人でいたときはいろいろな人を愛することができたのに今となっては……」……②
全く異なる二人ですが、人というのはどうしても……隣の芝生は青く見えるとはよく言ったもので、無いものねだりをする生き物なんですね
それを今から証明します
以下の文章を③とします
「おや、結構な言い分ですね?私もちょうど同じことを考えていたところですよ。そんなに言うなら私たち別れましょう、今まで本当にありがとうございました」……③
③を②に加えます
「え?いやちょっと待って……今のはほんの、冗談で、お!おい!どこに行くんだよ!!おい……」……②+③
このように②は激しくうろたえます
ここから②は言い訳したり逆ギレしたりしますが、その途中式はあまりにも見苦しいので省略します
さて、最終的に②はどうなったかというと……
「この世界にはこんなに人がいるのになぜ、私はいつも一人きりなのだろう。他の人は皆、愛する人が隣にいて幸せそうにしている。一人の時間を楽しめばいいというが、誰とも分かち合えない楽しみなんて無価値だ」……②+③
はい、この通り①となりました
つまり①=②+③
すなわち①-③=②となります
これらより幸せ、不幸せというのは、ほんの少しの出来事で変わるということが証明されました
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