第9話

折角なので。教職話を。


一年生担任してた時。

子どもがね、チャイムなっても教室に戻って来なくて、グランドで遊んでるところ捕まえて怒ったんですね。

「何時だと思ってるの!ちゃんと時計みて行動しなさい!」

「ごめんなさいー(泣)」

でも考えてみたら、一年生まだ時計読めないんですね。この後子ども達に怒ってごめんってめっちゃ謝りました。


「先生ー」

「あ、掃除終わった?反省会しようか!」

「先生ー」

「掃除してない人かい?自分で注意しなさい!」

「先生ー」

「濡れちゃったの!?タオルそこにあるよ!」

…とまぁ、先生ーの言い方で子どもが何を言おうとしているかわかるようになります。


「先生!Aちゃんが泣いてるー」

「どうしたの?」

「Bちゃんが謝っても許してくれないー」

「Bちゃん、何でそんな怒ってるの?」

「絶対Aのこと許せないもん!」

「なんで?」

「それは忘れちゃったけど、許せない!」

忘れたならいいじゃん。と、遠い目になる。

これ、よくあります。


先生トイレー

先生はトイレじゃありません。

→これ、週一で起こります。

あ、Cちゃん、プリントー!

Cちゃんはプリントではありません。

→これ、日一で起こります。


「あとちょっとで夏休みだ!!」

うんうん、そうなんだよね☆

先生ねー、先生ねー、誰よりも夏休みを楽しみにしてる自信があります!


廊下を走るなー!!!

誰よりも走ってるのは私だけどね。


「先生見ててねー!」

私(逆光でまぶしくて目が開かない)「見えないわ。ごめん。別なところでやって。」


「先生大好きー」

私「あのさ、そういうのいいから、正直に言いなさい。宿題忘れたね??」



まぁ、番外編でした。

次回からは続きです。

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