進路
流石に
イェードはアザトと相談して、
「戦いには備えるが、道は最も移動しやすいものが良い」
アザト国王は、竜との遭遇は
「竜には、巨弓もあまり効かないらしいな」それだけが不安事項らしかった。
「
「任せるよ、竜殺しのイェード将軍」
茶化すわけでもなく、アザトはイェードの胸を叩いてきた。イェードも国王の胸に軽く触れて応じる。二人は良き友であった。
その後の二週間は無事に旅を続けたが、
また、今回の遠征では、象と呼ばれる巨大な牙と長い鼻を持つ大型の獣を見ることとなった。
「
とはアザトの
イェードが、「一撃で脳天を仕留めます」とも言う。
残忍とは言うまい。彼らも生きるために必死なのだ。
巨弓で遠方から頭を射って仕留めた象を、専門の
完全に死んだことを確認し、黒光りする石のナイフで大きく首筋を切断、血抜きをして分厚い皮を
一〇〇〇以上人が一度に食事をするには、それなりの量が必要だ。
焼いた肉を持ち運ぶ余裕もあるので(すぐに凍るので保存が効く)、複数頭の象を仕留める。
解体師には好きな部位を好きに食べるようにアザトが言い、彼らもまた、それに応じた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます