開戦
ゼロ国より南にはかなり大きな集落があり、数千の兵士、更に多くの
もともと
奴隷兵士はまだ食料を与えられるだけましだ、ということで志願者は多い。
少しでも命令に
前回の戦いでは、ゼロ国と名乗る集団と大きな戦いになった。
殺される前の者がこう言った。『国長とイェード司令官が貴様らを完膚なきまでに葬る』、と。
新しい戦いに備え、その者たちは北側に兵士を配置した。
数で押すことはできたその集落だったが、ゼロ国は強大な集落であることが
その集落の主な得物は弓に
弓はともかく、槍は尖らせた石や
槍は非常に長く、人の二倍ほどあり、三角形の陣形を複数個組んで戦争を行った。
皆が大きな盾を持っており、弓による攻撃をある程度までは防ぐことも出来る。
イェードが率いるのは五〇〇〇の兵士。
うち、三分の一程度は
照準がぶつからないように分散して配置されており、さらに全体の軍人としては弓兵、骨や牙を鋭く加工した小剣などを持たせている。
イェードは生き残った者で話せる者を再びその集落に連れていき、五〇〇〇人で取り囲んだ。
攻撃は、その盗賊まがいの集落が
イェード軍の最前列の巨弓、その近くに刺さりゼロ国軍は大量の矢で
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