あとがき…聖書と増加に寄せて

 こちらは、自主企画のために書き下ろした作品になります。

 テーマに関する説明が必要かもしれないので、少しだけあとがきの形で失礼します。特に書き物の本筋や内容には関連のない、作者の構築の話になります。


 この書き物は、やくざものをベースに、話数を重ねるごとに何かが増加していきます。


 1話では賭場台が増えます。ちなみに賭場台という台は存在しません。架空の代物です。


 2話では武器が増えます。やくざものの定番であるチャカですが、かなりお値段が張っています。


 3話では死体が増えます。やくざものの開戦合図である一般市民の死を、ぎりぎりまでマイルドにしてみました。


 4話では何も増えません。これは「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている」からです(ごめんなさい今手元に聖書ないので雑な検索ですがマタイだと思われます。もっといい引用先があるはずなのに)。


 5話では愛が増えます。第4話と同じ流れで神の愛と人の愛の増加が最終的なテーマの終着点になります。


 もうひとつ「聖書に関する小説」という自主企画への投稿も予定していたのですが、こちらの取り付きがあまりにも遅く参加を逃してしまいました。

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雰囲気だけは良い二人 春嵐 @aiot3110

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