第二回性癖小説選手権講評置き場 ～クリスマスは性癖の夜～

性癖一覧

　今回投稿いただいた性癖の一覧です。

1：気になるものを同族嫌悪であることが判るまで追求して絶望して満足する

2：スレンダーな女の子

3：甘やかしてご飯作ってくれる人

4：爬虫類さわりたい

5：怪談

6：和服

7：死ネタ

8：暗めのBL

9：やばめの親にボコボコにされていた過去のある男

10：ファムファタルな聖母（男）

11：異形化する人間

12：触手

13：暴力表現

14：最終決戦手前の仲間内の会話

15：ドメサカ

16：憑依

17：復讐譚

18：変な女子

19：ちょっと意味不明な名家のお家ルール

20：特殊能力を持ったサメによるパニック

21：B級な雰囲気のパロディ

22：長髪

23：悲壮な決意を胸に戦う中性的な容姿の戦士

24：惚れた男に娼婦をあてがわれる男

25：痩せぎすの女

26：スチームパンク

27：人間と人外の境界にいる存在

28：価値観の衝突

29：相棒との共同作業

30：柿ピー

31：黒髪眼鏡男子

32：大人と子供の間

33：ネクタイ

34：「せんせい」という呼び名

35：余裕があるように見えて実はそうでもない

36：BL

37：ツインセスト

38：復讐

39：爆発物

40：サメ+何かの融合生物

41：一人称が「あたし」の倫理観がおかしい女の子

42：オタクに優しくないギャル

43：被造物

44：異形頭

45：錬金術

46：疑似親子

47：百合

48：女同士のクソデカ感情

49：立場逆転

50：勝手にメス堕ち

51：黒ストッキング

52：自分より下の者に虐げられる

53：年下×年上

54：二面性

55：似合わない女装

56：おねショタ子作り

57：佳人薄命

58：美少年の三つ編み

59：黒髪長髪の美しい男

60：特定のカップルを外側で観測しているモブ

61：藤原埼玉

62：首こそ宝

63：肉食系ロリババア

64：性的コンプレックスがある真面目な青年

65：遊び人風関西弁ボンボン

66：割り切った関係のようで純愛

67：平安貴族のように歌を贈り合う

68：穴兄弟

69：可愛い女の子が、無邪気に笑いながら狂気に満ちた言動を繰り返す。その女の子の友人はその狂気を肯定している。

70：モラルが「可愛い」によって否定される

71：簡単に気持ちを認めず、何なら媚薬を飲んでおいしい状況になっても『絶対ダメ』と抗って主人に自分の感情をバレないようにする従者、という主従BL

72：口から巨大な異物を吐く少女

　なんとなくですが今回は『〇〇な◆◆』という感じの細かく限定した性癖が多くあったように感じました。

　その細かさこそ性癖のこだわり部分なのでしょう。そういった細かく指定してある性癖の作品ほど、その『〇〇な◆◆』に対する思いが強かった様に感じます。

　又、今回は『ＢＬ』と『暴力表現』が性癖の作品が二つあり、『暴力表現』に関してはどちらも男性が男性を想う作品かつ、どちらも直接その対象には暴力を行っていないという奇妙な共通点がありました。片方の作者さんにとってもう片方の作品がどの様に映るのかとても興味深いですね。嫌悪感を抱くのか、それとも共感するのか。

　これも性癖小説を楽しむ上での醍醐味なのでしょう。いやぁ～、性癖って奥が深いですね。