第267話 暇です! 暇で御座います……(6)
『わぁあああっ』
『わぁあああっ』
『凄い!』
『凄いー!』と、ねと。余り驚愕、驚嘆を漏らすことはない。ないのだ。
だってたぬきの御老体ことちくわのおじさんが、ラインズさんのお店、ところで、【牛ステーキ串】を、一日一本食べるのは、ここ数年の日常茶飯事のことだから。
「へぇ~、おじさん、ラインズさんのところで肉を食うんだ……」と、山田瞬の口からは、この程度の台詞しか漏れてこない。
その他のメンバー達にしても、「おじさん九十二歳なのに歯が丈夫だよね……」と。
「僕が九十二歳になったら牛串を食べられるのだろうか?」
「いや、儂は、無理、無理だよ」と。二重焼き屋のお兄さんと、たぬきの御老体から牛ステーキ串の注文を頂いた。貰った。
だから今焼き始めたラインズさんが、余り感動もない台詞と言葉を漏らすだけで、日常茶飯事のことだから誰も、たぬきの御老体の事を絶叫、歓喜しながら褒める者などいないのだ。と、いいたいところではあるのだが。
【読んで頂きありがとうございますm(_ _"m) レヴュー・星・感想・ハート等の応援も筆者の投稿の励みにもなりますので。もしも宜しければ。大変にお手数ですが宜しくお願いしますm(_ _"m)】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます