第144話 他国で起きている恐ろしい出来事……?(14)
と、告げる。
まあ、おさん狐さまは夫の山田瞬へと告げるだけならばいいのだが?
彼女は何せ? 広島の古から伝わる怪談話のヒロインさまでもあらせられる大妖狐さまだから。
先程も我等が説明をした通りで? 周り……?
他人の目など気にせずに今度は? 彼女の夫である山田瞬の頬や耳……首筋に接吻しながら甘え始めるのだよ。
大妖狐~?
と、言うか~?
物の怪の妻らしい振る舞い~。
そう~? 物の怪の妻達は~? 人間の妻達よりも妖艶~。甘え上手~。
そう~? 世界各国に伝わる~。夏の熱い夜を読み手~。利き手達の気分を~? 涼しい気持ちと気分にさせてくれる~? 怪談話のヒロイン達のように、おさん狐さまも大変に甘え上手だから~。他人の目など気にはしない~。物の怪の妻達振る舞いを夫である山田瞬へと、脳裏で二人だけの秘密の会話をしながら甘える。
まあ、そんな~? 夫婦二人の様子を? 御歳九十二歳になる坪田御老体が凝視をすれば~? 年の功と言う奴で~? 彼は何でもお見通しになるから~。
「山田と母ちゃんは~? 正月三が日と? その他の休みも? 早朝から夜明けまで? 子作りに大変に忙しく。テレビ等見ていないようだから。二人に訊ねるだけ、無駄のようじゃなぁ~?」と。
坪田御老体は? 呆れた声色で言葉を漏らすのだよ。
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