第15話 西暦2019年の終わり……。 (13)

 でも、そんなことは、観光施設で商いをさせてもらい。生活の糧としている山田瞬は当たり前に知っていることなのだ。


 だから彼は、相変わらず不満のある顔色をしながら、大島のオジサンへと不満……ではないね?


「あっ?」と、最初は驚嘆を漏らし。その後直ぐに。「そうでした……。正月休みや旧正月も控えているので。これから先、沢山の外国人観光客が日本に訪れますね……?」と、声を漏らすのだよ。


 でッ、山田瞬の漏らした言葉を聞いた大島のオジサンは、「そうだろう~? 山田君~?」と、得意げな顔色で言葉を返してきたのだよ。


「えええ~、そうですね。オジサン……」


 山田瞬は、大島のオジサンの得意げな顔色を凝視しながら、こんな言葉を返す。


 う~ん、でもね~?


 山田瞬は、大島のオジサンの説明を聞いても。彼は少々納得ができないことがある。


 だから大島のオジサンにしつこい男だな? と、思われてもよいから。再度口を開くのだよ。


「でもオジサン? 本当に、そんな恐ろしいインフルエンザや未知のウイルスが海外で流行り。何処の国で流行っているのか。ある程度特定ができているなら。日本の政府や都、道、府、県知事……。各市、町、村長などが。外国人観光客の入国を拒否するのではないですか?」と。


 山田瞬は当たり前の台詞を返すのだよ。


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