飛鳥side
私には10年以上仲の良い幼馴染がいる、白石秋くんだ、あっくんとは同じマンションで部屋が隣りって事もあってずっと一緒にいた。
小学校4年生の頃他の子よりも胸の発達が早くて男の子数人にいじめられてる時期があった
その時もあっくんが助けてくれた、この時から男の子が苦手で男友達はあっくん以外出来てこなかった。
あっくんは私が困ってるといつも助けてくれる、だから私もあっくんが困ってたら助けようと思った。あっくんのお父さんはあまり帰って来ないから時々ご飯を作りに行ったりしていた。
高校に入ったぐらいからあっくんがこっちをチラチラとイヤらしい目で見てくるようになった、何故かあっくんは別にいでは無かったそう言う年頃何だと思っていた、やっぱり男の人から見たら私の身体は魅力的らしい幼馴染のあっくんですら見てくるのだから、でも私はこの身体が嫌いだった、外に出れば嫌と言うほど目立つしすれ違う男の人達はチラチラと沢山の視線を飛ばしてくるそれが怖かった、だから基本休みの日はあっくんの家で漫画を読んだりしてだらだら過ごしていた。
あっくんからの視線は凄いけど
私に好きな人がいます。一目惚れでした。
今通っている高校の合格発表の日です。
ネットでも見れるけどやっぱり現地で見たいって事になってあっくんと2人で行きました。
ネットで見れるようになったからなのか印刷ミスなのか人の量に対して合格発表者の紙が少し小さかったせいでその前には沢山の人だかりができていました。
あっくんは当分見れそうに無いねトイレ行ってくると言って離れていきました。
私は怖かったので一歩引いて目を凝らして自分の番号を探していました。
その時あっくんでは無い男の人に声をかけられました。
「流石に此処からじゃ見えないね」
最初は誰に声を掛けたか分からなかったけどバッチリと目があったので返してみた
凄くイケメンだった、あっくんも顔は良い方だと思ってたけどそれ以上にイケメンだった
「そうですね、此処からじゃ全然見えないです」
「でも早く合格か確認して安心したいよね」
「確かにそれはあります」
「だよね、この人だかりは女の子には突破は厳しいよね」
「はい」
「じゃ僕が前まで連れてってあげるよ」
「え?」
そー言ってそっと優しく片手を私の肩に回して軽く抱き寄せられる形になってもう片方の腕で人をかき分けて前へ前へと引っ張られて行った、この人は話してる途中1度も胸を見ずに目を見て話してくれていた1度でも胸を見てたら多分嫌がって離れていた。
前に着いた時私の心臓が凄いドキドキしていたのが分かった、合格発表のせいなのか彼のせいなのか分からなかった。
お互いに合格を確認した後また軽く抱き寄せられ戻る事になった、私は片手でかき分けて行く彼のちょっと必死な横顔に見入ってしまっていた。着いたあともドキドキが止まらないし少し顔が熱い、不思議な感覚にとらわれていた。
「じゃ僕はこれで!」
「ありがとうございます!あの名前聞いても良いですか?」
「日山光彦だよ4月からよろしく!」
「よろしくお願いします!」
「飛鳥ーーーーーー」
「あ、あっくん」
「ごめん遅くなった、てか顔赤いぞ?大丈夫か?」
「あ、うん大丈夫だよ、それより遅かったねう○ち?あっくんこそ大丈夫?」
「あぁいやちょっと人助けをだなそれより合格発表見れたか?」
「あ、うん見れたよ合格だった!」
「俺も合格だったぞまた3年間よろしくな!」
「うんっ!よろしく!」
1年のクラスはあっくんとは離れてしまったけど日山くんとは同じくクラスになる事が出来たおかげでだいぶ仲良く話せるようになった
でもそのせいで日山くんが誰を想ってるかを知ってしまった。私が日山くんを目で追ってるように日山くんも1人の女の子をずっと目で追っていた。
私は私の初恋を絶対に実らせたかった、
合格発表から1年経ったつまり片想いして1年が経った時だ今度の春休み日山くんの家で遊ぶ約束を取り付けることに成功した。
このチャンスを生かすために万全の準備をした普段買わないような服も買った、オフショルダーの白色のニットだ肩を出して胸を強調しているつまり最強の兵器の完成だ
行く途中絶対視線が凄いけど我慢しよう、あ、あと行く途中にアレも買っておこう
これで準備は万端だ
--------------------------------------------------------------
飛鳥side2話に分けて書きます!
すみません!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます