昼飯
体育館裏について階段に座ると俺は朝よったコンビニの袋からおにぎり数個とサンドイッチ2個取り出す。結城さんは膝の上でお弁当を開いている凄く美味しそうだ…
「私のお弁当なんか変ですか?」
「い、いや凄く美味しそうだなぁって!」
「本当ですか!?これ私が作ってるですよっ」
「自分でお弁当作ってるなんてすごいなぁ」
「全然凄く無いですよ!オカズ1つどうですか?」
「え、いいの?」
「はいっ!褒めて頂いたお礼と今朝のお礼です!」
「じゃあお言葉に甘えてこの卵焼きもらって良いかな?」
そう言ってどこに乗せて貰おうか考えてると
「はいっ白石くんあ〜ん」
え?、あ?、え?
「ちょっちょっと結城さん?」
「あ、やっぱりいらないですか?」
その上目遣いずるすぎるからね?
わざとやってんの?いや怒らないからまたやってね?
「いや全然そんなんじゃないです!食べたいです!」
「じゃはいっあ〜ん」
あーん…んっんっん?全然味がわからん!
恥ずかしすぎてでも多分美味いのは確かだ
「どう?」
だからその上目遣いやめてぇ眩しすぎて浄化されるぅぅぅぅ
「すげー美味いです」
俺の顔は耐えきれて居るのか?
多分?緩みまくってない?
その時
「はぁはぁかえでっ!」
体育館裏のはじのほうでそう叫ぶ日山が立っていた
「「げっ」」
結城さんの表情はさっきとうってかわってかなり暗くなっている
「タインミング悪すぎですせっかく楽しくお話し出来ていたのに…帰りましょう?」
「そうだなでもなんかあいついいたそうだぞ」
「こそこそと何を話してる!?」
すげー睨んでくるんだが
「多分あいつは俺を返してくれないから先に帰っておいてくれ」
「わかりましたっ」
結城さんは真顔で日山との横を通り過ぎて行った
「何でお前が楓と2人でこんなとこにいる!?お前らは話したことは無かったはずだ!」
「今朝結城さんがナンパにあってるとこを助けてそれでなっそれを気にお近づきになろうと思って昼飯に誘っただけさ」
「ナンパから助けたのは感謝するだが、これ以上楓には近づかないでくれないか?これからは俺が守る幼馴染の俺がいれば十分だ」
なんて身勝手なやつなんだここまでくると怖えわこれ以上結城さんに近づいたらさされたりすんのかな?
一刻も早くここを離れたかったから嘘をついた
「ああ分かったよこれ以上結城さんには近づかないし話しかけないよ」
「分かってくれればいい、じゃあ」
最後にめちゃくちゃ睨んで帰ってくれた
「ふぅ」結城さんも大変だなぁ
ってやばっ昼休みもうほとんどないじゃん!
急いでおにぎりとサンドイッチを口に放り込む。
教室に戻るともうみんな次の授業の準備をしていた
「秋遅かったな結城さん結構早く帰って来たけど振られたか?」
「振られてねーよてか結城さんとはそんなじゃねーよ」
「だよなぁお前飛鳥ちゃん一筋だもんなぁ」
ッッ!!
胸の痛みと同時に健を睨んでしまった
「そ、そんな顔すんなよっなんかあったのか?」
「あぁちょっとな
今は飛鳥について触れないでくれるか?後でちゃんと話すから」
「ああ分かった」
秋こえぇぇ
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