友達

「しかもあの人といるせいで今まで友達がいないんです。幼稚園の頃からあの人と居ると誰も近寄って来なくてだから今まで学校は楽しくありませんでした、笑った事も無いです」


そりゃあのイケメンにこの美少女だもんなぁ

近寄り難いよなぁ

イケメン美少女ビッグカップルって言われてるぐらいだしなぁ


「だからあの友達になってくれませんか?

ていうか友達から始めゴニョゴニョ」


ん?最後の方は聞き取れなかったが

美少女から友達申請が来てしまった。


「お、俺なんかでよければ?」


「やったっ!ありがとうございますぅ初めて友達ができましたぁ!」


美少女の友達第一号になってしまった。

てかなんだその笑顔の破壊力は反則級だ

可愛すぎだろぉぉ


「で、ではライン交換してしてくれませんか今日のお礼とかもしたいのでっ?」


「あぁいいぞっ」

そう言ってQRコードを提示する


それを読み取った結城さんは後ろを向いて携帯を見つめていた

ニヒヒヒとかデュフフとか聞こえたけど喜んでもらえて良かった。


まさか学校1の美少女のラインをゲットする日がこようとは


「じゃ学校行こっか?」


「はいっ!」


は、跳ねた…か、かわいい…

揺れのも見逃さなかった


学校につくとどうやら2限目の授業の途中なようだ2限目は確か現社か良かった穏やかで優しいお爺さん先生だ


ガラガラと扉を開けると一気に視線を浴びるこれだけは本当に慣れない

それと同時に日山と目があったなんかちょっと睨まれた…怖っ


「すみません今朝体調がすぐれず遅れましたっ」


「私もですっ」


「はーい体調管理はしっかりねぇ〜席についてぇ〜」


やさすぃぃ


「「はい」」


俺と結城さんはそれぞれ席に着く結城さんの席は窓側の1番後ろそしてその前に日山だそれもあってから教室の扉を開けてから表情が怖いいつもの結城さんだ、俺の席は反対の廊下側の1番後ろだ


「おーおー重役出勤ですかコノヤロぉ」


「うるせっ」


話しかけてきたコイツは長濱健一応1番仲の良い友達だ


「しかも学校1の美少女と登校とはさすが社長っすねぇ〜」


「たまたま会っただけだよっ」


授業を受けて居ると凄い視線を感じる…

チラッチラッと結城さんが見てくるのだった

目が合うとジェスチャーで携帯を触っている動きをしていたので携帯を見てみる一件のラインが来ていた


「今日の昼休み一緒にお弁当食べませんか?」


せっかくだし一緒食べることにした


「良いよ」っと


一応結城さんに見えるように指で○を使って笑顔でOKとジャスチャーしてみた

結城さんも笑顔で返してくれた

必死に口元を押さえて堪えようとしてたけど全然堪えきれてなかった。

初めて教室で笑ったんじゃないだろうか…


そして昼休み


「よっしゃ秋昼飯食おうぜっ!」


「すまない、今日は先約がいる」


するとコツコツと嬉しそうな足音を立てて結城さんが来た


「まさかお前」


「そのまさかだ」


「白石くんっお昼食べに行きまましょっ!

あの人はトイレに行ってますチャンスです!」


その瞬間視線が俺達に集まる


「よし行こう」


「はいっ!」


「え、いま結城さん笑った?」「あれいつも日山くんと食べてるよね?」「浮気か?」


そんなことが聞こえてくるが無視だ


「秋てめぇぇ裏切ったなぁぁぁああ」


健の雄叫びも無視だてか裏切ったってなんだよ


「白石くんどこで食べたいですか?」


「んー出来れば人目につかないとこがいいな」


「私もそう思います!じゃあ校舎裏か体育館裏に行きましょう!」


「じゃあ体育館裏にしようあそこなら階段もあるし座れるとおもうから」


「賛成です!」





一方その頃日山光彦はトイレから帰るといつも席に座っているはずの楓が居ないことに気づく

「トイレか?」


数分経っても戻らないから近くのやつに聞いてみることにした


「なぁ楓どこ行ったか知らないか?」


「あー結城さんならさっき白石くんとお弁当もって出て行ったよ?」


「え?」


「なんか凄いいい感じだったよ?結城さん笑ってたし」


「それなぁ〜私初めて笑ってる顔見た〜」


「あ、おれもおれもー」


それを聞いていつのまにか教室を飛び出していた。

なんだよそれ俺以外のやつと昼飯をしかも笑ってた?俺ですら見たことないのに?

あいつには幼馴染の俺がいなきゃダメなのに相談なら俺が乗るのに…

俺には話せないことなのか?











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