美少女
準備が終えて家を出る、気分を変える為にいつもと違う道で向かうことにしよう。
いつも学校までは徒歩で登校している歩いて20分程度で着く、今日は少し遠回りして行くので30分以上かかるだろう
時間が遅いのもあって同じ学校の生徒は誰一人見かけない
10分くらい歩いただろうかそんな適当な事を考えてると
「キミ〜女子高生?もうとっくに学校始まってる時間でしょ〜?もしかして不良さん?」
「い、いえ今から学校行くので」
「もうどーせならサボっちゃおうよ〜今からお兄さん達と遊んだほうが絶対いいよ〜」
大学生のお兄さん達かな?がうちの制服を着ていた女の子をナンパしていた。
ナンパされている方は俺が知っている人物でったあの子は同じクラスの結城楓さんだ
学年だけじゃなく学校1の美少女と呼び声の高い有名人だった。
茶色と言うよりオレンジがかった長い髪の毛はハーフアップでまとめてある。
ちなみに俺が1番好きな髪型だ
あんだけ可愛いくてスタイルまで良い飛鳥ほどはないが結構大きいのがブレザーの上からでもわかる。そりゃ1人で歩いてたらナンパするよなぁ…
1人の男が結城さんの腕を掴む
「キャッごめんなさい今からッ
「すみませんお兄さん方嫌がってるのでやめてもらえませんか?」
結城さんの言葉を遮って男との間に割って入る
結城さんの腕を掴んでる男の腕を思いきり掴
小学校から中学までバンドボールで鍛えた握力はそれなりに強かった為自信はあった
「イタッ誰だテメェ離せっ」
お兄さんが結城さんを離したので俺も離す
「お、ヒーロー気取って実はお前も狙ってんだろ?」
「いや俺は先生に連れて来いと頼まれただけなので、では」
そう言って結城さんの手を引いて走る数十メートル走った近くに公園があったのでそこで休む
「はぁはぁ ありがとうございました」
「いやたまたま通りかかっただけだから気にし無くていいよ、それより何で結城さんはこんな時間に?」
「あ、私のこの知ってくれてるんですね!
嬉しい、ボソッ
あ、えっと、どーしても登校中に会いたくない人がいまして…」
なんかちょっと照れてるかわえぇ
「うちの学校で結城さんのこと知らない人いないんじゃないかなぁ〜?
ははっ、そーなんだ」
「なんで笑ってるんですか?」
「い、いや実は俺も同じ理由で遅刻してるからさっ」
「そーなんですかっ凄い偶然ですねっ」
胸元で手を合わせて笑ってる結城さん
眩し過ぎますよ!!!
てか笑ってる顔初めて見たな、学校で笑ってるとこ全然見ないんだよなぁ
つい口が滑って
「笑うんだぁ…あ、ちが、これはあんま学校で笑ってるとこ見ないなぁ〜って」
「あ、いいんですよ笑え無いっていうか笑うきかいが無いって感じですね。
あんまり好きじゃないっていうか嫌いな人が休み時間ごとに話しかけてくるんですよだから学校にいるときは気分が悪くって」
それって確か結城さんの幼馴染の俺とちがってめちゃくちゃイケメンで勉強からスポーツまで万能な、爽やかイケメンくん日山光彦だよな…?
「それって幼馴染の日山だよな?喧嘩でもしたのか?」
「そのことも知ってるんですね、喧嘩したわけでは無くて昔から嫌いなんです」
「そうだったのか、いつも一緒にいるから仲が良いのかと思っていた」
「仲が良いと思ってるのは向こうだけですね、少しグチっても良いですか?」
結城さんのイメージとは全然違う事を言うのだから少し戸惑ったが
「あぁいいよ」
「ありがとうございます、
あの人とは幼稚園から一緒で家も近く、それってだけでずっと付き纏って来てたんです、それは小学校、中学校になっても変わりませんでした休み時間から土日なんて毎回遊びの誘いが来ます、あの人ならもっと上の高校を受験しても余裕で受かるのにわざわざ高校まで被せて来ました、そしてついに昨日の放課後には校舎裏に呼び出されました、体調が悪いと言って先に帰りましたけど、それで今朝も家まで迎えに来て私は会いたくなかったので先に行ってと伝え私は遅れて行ってたらあんな事に…」
なるほど。
日山がヤバイやつって事は分かった
でも
「そうゆう事だったんだね、でも日山にはちゃんと嫌いとかついて来ないでとか言った?」
「そりゃあもちろん言いました、嫌い、付き纏うな、気持ち悪い私達は友達じゃないっと
でもその度に楓はツンデレだなぁ〜とかツンツンしてても可愛いぞっとか…
思い出しただけでも鳥肌ものです」
Mなのか?
ツンツンの度合いがわからんっ
俺の中で日山が激ヤバ認定された。
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