応援コメント

第25話 「前公爵 クラウス・オストレーベは暗躍を楽しむ」 7」への応援コメント

  • いいですねぇ、クラウス殿の生い立ち・・・。
    お忍びで旅に出たがる理由もわかりますし、クラウス殿が良き公爵であったことに説得力も出ます。

    しかし、30年で経済規模が2.4倍・・・。
    うらやましいですね・・・。

    作者からの返信

    熊吉(モノカキグマ)様、コメントありがとうございます。

    この7話でクラウスの生い立ちを書くかどうか、悩みました。

    10話ほどの予定でしたので、6話のラストシ-ンから
    8話の「仕込み」へジャンプするのもアリかと思ったのですが
    やはり、読者はラストのセリフが気になるだろうと考え
    7話をクラウス回想編としました。

    私としては、クラウスと家庭教師の会話部分が
    気に入っています。

    彼の貴族に雇われる教師と言った言葉の紡ぎ方。
    その裏を見抜くクラウスの聡明さ。
    そして「正しい情報」の価値を知るクラウス。
    これが後の暗躍にとって重要なポイントに
    なるのですがね。

    職を辞する家庭教師に「握手」で
    身分を超えた尊敬を伝えたクラウスの行動にも
    注目していただきたいです。

    民声情報室ですが。
    築いた人脈の内、20人程に自分の身分を明かして
    協力者になって貰っています。
    彼らは自分が知った情報をそのままクラウスへ
    伝えるために特別な印を授けられ、
    その印がある手紙は直接クラウスに届くと言う
    システムになっています。

    こういった組織は使い方を誤ると、
    領民の監視・抑圧に繋がるのですが
    (例:共産主義国の秘密警察)
    クラウスは正しく運用したので問題ありませんでした。

    また、隣国の工作を察知して、それを阻止するといった
    防諜組織的な面もありました。
    こちらの方は完全に副次的な効果でクラウスも
    「目から鱗が落ちた」と語っています。

    この7話で、クラウスが暗躍するための情報を
    手に入れる手段について分かってもらえたと思います。
    隠居した時点で周辺各国の中枢や各公爵家・帝国執政府に
    エージェントを送り込んでおり
    この世界では随一の情報組織を構築しております。w

    クラウスが隠居しても各方面に多大な影響力を持つのは
    この情報室がもたらす「正しい情報」を持っているからなのです。

    さて、次回は補給作戦の「仕込み」であります。
    いよいよ、クラウスが「暗躍」し始めますよ。♪

    これからも、応援よろしくお願いします。