キラキラ わき役の魅力


 おはようございます。今朝も雪。もう~、雪、勘弁して欲しい。毎朝の早起き。辛いです。

 昨日、「人体学校」の第二話を更新いたしました。今回は長女(10)との共同企画。下の子が「読んで~」というので、読み聞かせしながら就寝させました。いや、まさか。自分の作品を読み聞かせするときが訪れるなんて……ちょっと内心、驚いております。

 途中、胆汁のところで「それってウンチの色?」と娘。なーるほど。そうなんです。胆汁は便の色になります。——ということで、そこのところを加筆いたしました。ちょっぴり変えました。


 長女、さっそく第三話の案が湧いたらしく、「お母さん、○○にしよう」。「○○イベントもいいよね」と。子どもの発想力は違いますね。第三話も彼女と相談してやっていきたいと思います。


 今日はわき役の話題。当然のことなのかも知れないんですけどね、やっぱりわき役が好きなんです。主人公格のヒーローやヒロインはカッコイイに決まっているんです。でもやっぱり面白い作品は、わき役が魅力的ですよね~。もともとあまのじゃくなんで、みんなが「好き」ってものを素直に好きになれないたちでして、必ずわき役に目が行くんです。で、好きになるのはわき役。で、わき役が好きになるとお話が何十倍も楽しめるという。


 今、カクコン中なので、いろいろな作品を読んでいるんですけど、わき役が光っている作品はこちら。


〇安藤唯さん「刹那の楽園」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895392475


 エリザベス一世統治下のイギリスで繰り広げられるBLなんですけど、読んで欲しいのは、なにせ「ベルばらの世界」ってところ。女子高生時代に夢中になった「ベルばら」。貴族出のジャンと庶民出のロイが演劇というものを通して交流を深めていきます。その中には貴族であるがゆえのしがらみ、当時の貴族社会の愛憎劇、陰謀などが絡んでいて二人はどうなっちゃうの!? という展開なんですけどね。

 なにせ、わき役陣が濃い。ジャンのお父さんもだけど、劇団員のメンバーも濃い。そして、エリザベス女王も素晴らしい。主役の二人もですが、わき役陣の魅力にもう大興奮です。


〇しらすさん「稀人オークと三十路の乙女」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917166164


 ファンタジーの世界で命尽きたキャラクターたちが、現代の世界にやってくるという奇想天外な設定。しかも、主役はファンタジー界隈ではいつも悪役が多いオークのザグル。ちょっと心にいろいろ抱えちゃっている三十路女子の雪江と同棲生活を始めるというお話なんですけど。

 こちらもわき役濃い。稀人のユイや、ザグルに親切にしてくれるマスオ。保護機関の人々などなど。みんな個性的。だけども人間らしくて、わき役まで丁寧に描写されているところがぐっとくる。


 この二つの作品はもちろん、カクコン参加作品です。今日は二つだけですが、もっともっと面白いのがたくさんありました。そして、やっぱり行きついたのは「面白い作品はわき役まで丁寧に書かれている」ということ。主人公がカッコイイのは当然なんです。ヘタレだってどっか活躍できる機会があるからです。ちょこちょこしか出てこないのに、「え、気になるな。もう一回出てこないかな?」ってキャラを書く作家さんは、素晴らしいと思います。私も精進しよう。そういう学びを得られたというだけで、今回のカクコン参加は大成功です。


 あと二日ですね~。ドッキドキ。さて、今日も悪あがきで短編の更新を夕方予定しておりまーす。我が家のわき役たちもなかなかどうして、頑張っておりますので、よろしくお願いいたします。


「流刑地音楽ホール」

 https://kakuyomu.jp/works/1177354055009322552





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