ソードワールド2.5_CP「リバティハーツ」まとめ!
※この記事は2021年2月3日~9月18日に行われたCPをまとめています。シナリオ内容に触れているので、ネタバレにご注意ください。
Twitterでは最後の回の後にまとめを呟いていますが、こっちの記事にまとめます! 2021年振り返りの記事ですね。
◆GMについて
いつものベーゼンGM。以前もベーゼンGMによるソドワキャンペーン「デュエルワールド」をしていただいているので、今回で2回目のキャンペーンGMさんですね。もはやいうことなしのプロGM! 前回のCPに比べてボリューム2倍ほどのキャンペーンでしたが見事完走しました! シナリオもキャラクターたちも魅力的で安定したGM回しなのは流石……! ベーゼンさんのシナリオにでてくるキャラクターたちは、皆活き活きしていて、闇に堕ちることがあったとしても光に向かって歩んでいくような、そんな暖かくも力強いキャラクターたちが多いのが好きですね! あとショタ。戦闘についてはいつも通り、殺意はいつもより多めに含まれております。
◆シナリオについて
最後のおまけ回を含んで全10回の結構長大なキャンペーンとなりました! これ2月から9月の間に走り切るのだいぶ大変だったと思います。1月1回以上のハイペースで走り続けているので(しかもこの間にベーゼンGM単発卓とかあった)すさまじいGMタフネスですね……!
シナリオの内容としては、物語の一番最初に出会った“竜の子”をメインに、冒険者たちの出生や過去がいくつも絡んでいく物語でした。人、蛮族、そしてアンデッドの3陣営がさらに複雑に絡み合い、それぞれの目的と願いを達成するために竜の子“プティ”を求めていきます。
そしてその竜の子“プティ”の出生にも大きな背景があって、遥かな過去、原初の獣たちが生まれまだ人々が“小さき人々”と呼ばれていた神話の時代。人々の心を繋ぐ竜「コネクトハーツドラゴン」と呼ばれるものであったことがわかっていきます。人々の心とつながるその竜は、人々の負の感情にもまた敏感であり、神々の大きな戦い────いわゆる神紀文明時代の第一の剣勢と第二の剣勢の戦いが起きた時、人々の負の感情が極限まで膨れたことで、破壊と混沌をもたらす“災厄竜”となってしまうのです。かくしてすべての生物に牙をむく、漆黒の竜として暴れ回ったのでした。その後、大きく個体数を減らした竜たちは眠りにつき、今に至るわけです。
……と、キャンペーンならではの壮大な設定があり、ここでは語り切れない沢山の人たちのつながりによってPC達の前に現れます。まさか一番最初に出会った竜が、そんな縁をもって転がり込んできているとは思いませんでした!
キャンペーンならではと言えばそうなのですが、序盤はお互い探り合い見たいな感じで進むのですが、最後に振り返ってみれば滅茶苦茶濃密な関係性に凝縮されているのがいいですね。序盤とかプティを売り飛ばそうとしていたのですが、最終話には家族として受け入れてね…なんなら自キャラは愛娘として受け入れて、自分たちが死んだ後もちゃんと生きていけるように国を作ってやろうとか思うぐらい溺愛するようになっていきました。プティちゃんかわいいんだ……。
話数が多いのもあると思いますが、前回のCPでの経験を糧に新しいことをどんどんやってレベルアップしてるのが見えてすごいのです。前回CPだと光属性だと思ってたら唐突な闇ベーゼンさんが出てきて全員度肝を抜かれたのですが、今回もアンダーワールド世界が出てきて前回の闇ベーゼンさんを継承してる…とおもったらレース回があったり修業回があったりと、変幻自在のGMスキルなのが印象的でした! 話数ごとにGMとシナリオの見せる表情がころころ変わるのが楽しかった!
◆PCたち
◯ラッヘ・ダイアモンド(PLたけしん)
復讐に生きるリピータークロスボウ少女。今回のパーティーにおけるPC1的な立ち位置でしたね。婚約していた相手が殺されたことから、復讐のために生きる子だったのですがキャンペーンを進めていく中で復讐以外の道を選ぶに至ったのがエモ。
最初はちょっと警戒気味だったのが、プティ登場してしばらくするとべったりだったのが滅茶苦茶よかったですね。お母さんじゃん……プティもPCをそれぞれ家族と認識してくれるのですが、やっぱり一番懐いてるのはラッヘだったかなぁ。一番プティに近いキャラで、そこからパーティーの関係が強化されて行ったと思うので、非常に良かったですね。
戦闘面はもうハチャメチャにリピータークロスボウが強くて言うことがありません。母強し。リピータークロスボウはもっと強し。今回のCPでは特別なレギュレーションでキャラクターの持っている武器やアイテムが強化されているのですが、それも合わさって破滅的な威力でした。一人だけガトリングガンでも持ち込んでんのかなって感じでめっちゃ爽快でダメージダイス見るだけで楽しかったです!
◯イグアス・ザルツォルガル(PLじゃっく)
ケンタウロス少年。少年って言っても馬の身体なので多分体高3mぐらいあるんですけどね。ラッヘがお母さん枠ならお兄さん枠の勢いのある自由奔放な跳ね馬くん。今回のパーティは人族サイド・蛮族サイドがそれぞれ2人ずついまして、その蛮族サイド側のPCですね。蛮族サイドといってもPC同士の仲は良いので、価値観や文化が異なる部分を楽しむ感じ。この違いがPC達の一番大きな異なりなので、キャンペーン通じて面白かった部分です。イグアス君は武人を多く輩出する氏族出身でありながら外の世界に飛び出た珍しいケンタウロス。ケンタウロスならではの体高差弄りだったりケンタウロスと人間の寝床の違いに衝撃を受けてたりと外に出てきた蛮族の少年らしい初々しい部分と、戦闘でスイッチが入って切り替わるギャップがいいのよね……
戦闘面では種族特徴とライダーを合わせた戦闘方法で縦横無尽に戦場を駆けつつ、蹄と上半身の攻撃の連打で一気に畳みかける勇ましい戦法がかっこいいですね! これだよケンタウロスに求めてた戦い方は! って感じのまさに勇ましい戦いっぷりが凄くしっくりくるというか。戦闘時のねRPも彼の戦闘スタイルと合わさって勇猛さを前面に押し出す戦士なのが伝わってきてとてもよかったです!
◯グレイス・サタナイル(PLはやみ)
ダークドワーフの女性。パーティー内ではお姉さん枠に収まっていましたね。お姉さんって言っても、年の近いお姉さんっていうよりかは年の離れたお姉さんって感じ。お母さんポジに当たるラッヘよりも落ち着いて安定感のある印象でした。と書くとグレイスがお母さんポジでは? となりそうですが、お母さんというのもなんか違う……ラッヘは強い母性というか愛情(と憎悪)を持っていてそれを表面に出したりもするんですが、グレイスはそういう感じではないんですよね。とはいえ冷血という訳でもなくちゃんと血の通った人なんですよ。もっと深い所に静かに思いを抱いているような、そんな不思議な感じの人物でした!(うまく言語化できない)
グレイスもイグアスと同じ、前衛ポジションで基本は薙ぎ払いで敵戦力の漸減を得意とするファイター! 種族特徴の[黒炎の遣い手]も合わさって、デバフを撒けるのがイグアスとの違いですね。隙を見て[必殺攻撃]を叩き込むところも同じ感じ。ダークドワーフの特権で自分で使う武具を自分で作ったことにできるのがとてもエモ。定期的に仲間の武器見たりとか、そういう配慮ができる静かに優しいキャラなのが伝わってきました!
◯アルボ・レガーロ(PLとたけ)
人間の神官。パーティー内ではお父さん枠です。キャラとしてはこれがもうどうしようもない守銭奴で、最初であったプティを売り飛ばす気満々で動いてました。どこに行けば最大の利益で売り飛ばせるかを考えてラッヘに怒られてましたね、ひでぇ奴だ。信奉する神もガメル神なので名実ともにお金にはうるさい神官でしたが、ちゃんと見返りがあればお金を出し渋らないタイプの商売人でもあります。というかメインは商売人ですね。CP内ではこんな面倒な性格にしてしまったので、どうやってプティとの距離を縮めていくかに終始悩んでいましたが、プティからダイレクトに好意を伝えられたのがやはり効きました。主にPLに。そこから大きくプティに対しての態度を軟化させていって、ラッヘのことも仲間として、商売人として認めていく一歩になっていったんじゃないでしょうか。
戦闘面ではプリーストメインで、しかも信仰してるのがガメルという舐めた構成です。でした。しかしドルイドの導入によって世界は変わり……毎ラウンドアホみたいな量のバフを味方に撒きまくる鬼バッファーに。フェアテ・ドルイドは文句なしに最適な組み合わせの一つですが、プリースト・ドルイドの組み合わせでも十分に暴れられちゃいますね。ていうかドルイドがヤバい。Lv4まで上げておけば、雑に1回攻撃回数を増やせてしまうわけですが、これがラッヘの攻撃と大変相性が良く……。だいぶ大暴れさせていただきました。ラッヘの強化リピータークロスボウも合わさって最終的なダメージがえげつないことになっていましたね……。しかしパーティー貢献はだいぶできたんじゃないかと思うので、神官的にOKです!
こうして振り帰るとベーゼンGMにも大変お世話になっております。ほんとにね、面白いのよ……! キャンペーンもですが、単発卓も時折開いてくださってココフォリア部屋の完成度の高いのなんのって。あとはキャラ立ち絵の差分切り替えタイミングが毎回神……! 今回のCPではみんなの娘プティちゃん立ち絵をわざわざ描いてもらっているとのことなので、その本気度が伺えます。他のNPCたちもとっても可愛いキャラクターたちでした! 来年早々のお空の卓もよろしくお願いいたします!
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