ダブルクロス3rd

ダブルクロス3rd_CP「Deep Front」

※この感想記事には、シナリオ「Deep Front」の重大なネタバレを含みます。

2021年5月2日~5月5日に行われたCPセッションの感想記事です。


◆GMについて

こちらもいつものGMとぺ子さん! ダブルクロスでは定期的にお世話になっております……私のなかのDX3rdGM勢の中でフーカGMと双璧を成す偉大なGMさんですね! 安定と信頼の手腕、圧倒的なシナリオ回し。面白くないはずもなく……ッ!!


◆シナリオについて

今回は公式キャンペーンシナリオ「Deep Front」より「Life on Edge」「Last Day Rhapsody」、そして「Deep Front」をとぺ子GMに回していただきました!


キャンペーンの大まかな流れとしては、N市にて暗躍するFH「ハッチェリーセル」との攻防が描かれた3話形式のCP。PC1の持つ「賢者の石」そしてPC2の「戦闘用人格」であるビサイドが物語の中でも重要な役どころであり、それを見守り共に戦うPC3とPC4という感じ。尚、今回私はPC3、UGN支部長として参加させていただいております。

PC1~3が高校生ということもあって、ダブルクロスらしく学生感もありつつ、王道なバトル展開もあり、恋愛要素もあり、そして因縁要素もありなボリューム満点少年漫画みたいなお話でした! 

「Life on Edge」ではEXレネゲイドである“ホワイトエッジ”を巡る物語。その剣を握ったものは、剣に支配され(厳密にはFHエージェント“リッパー”の人格を引き継いでいるため、そのFHエージェントに乗っ取られる感じになる)てしまうというもの。PC1の妹や、PC達の先輩エージェントである立科沙紀が乗っ取られたり……PC達はホワイトエッジを破壊し、立科先輩を助けるため、街を駆けまわる! ちゃんと情報を抜けないと、きっちり立科先輩が救えないのが……いいっ! 今回のセッションではきっちり救うことに成功しましたが、これ失敗してたらどうなってたんでしょうね? それはそれで面白いかもしれません(PLの精神は崩れる)


「Last Day Rhapsody」ではPC達の学校を舞台にした、少し切ない物語。学校の七不思議を舞台に、PC1にほのかな恋心を抱く「兵藤なるみ」とPC1との交流がメインとなるお話。兵藤なるみは転校してしまう前に、文化祭で自らの想いをPC1に伝えようとするが、その踏ん切りがつかない。そこで、学校の七不思議の一つ“行き止まりの鏡に願いを言うと、その願いが叶う”というものにダメ元で願いを言ってみる。しかしそこには、悪意と共に願いを叶えるレネゲイドビーイングがいて……というお話。彼女の願いは「PC1に告白すること」であり、彼女が告白できるまで文化祭が無限に続けられるという怪奇現象が発生。エンドレスエイトかな? 「PC1への告白が成就する」が願い事ではないのが実に良い……何はともあれ、彼女の願いが叶うようにPC達は無限にループする文化祭の裏で、彼女のアプローチを支援するというドタバタコメディチックな、でもちょっと切ない物語。 

凄く面白かったし、印象に残ってます。こういう、裏で必死に動く者たちの物語って個人的に大好きなんですよね。一番メインであるPC1には大トリを飾ってもらいつつ、他のPC達にもちゃんとスポットが当たる群像劇スタイルはかなり好き。えも!(語彙力の限界)


そしてラストを飾る「Deep Front」。今までのレネゲイドビーイング絡みの事件すべての糸を引いているFH「ハッチェリーセル」との因縁を解消し、物語を完結させる〆にふさわしいお話。とうとうハッチェリーセルのボスこと「マスターハーミット」が本格的に動き出し、N市全域にレネゲイドビーイングを用いて干渉を開始し始めます。マスターハーミットの狙いである「賢者の石」そして、敵が時折残していく謎の言動と戦闘用人格である「ビサイド」の正体。そのすべてに決着をつけるため、エージェントたちはN市を駆け、マスターハーミットの野望を知る……冗談や誇張抜きで、少年漫画のラストシーンのような超王道展開を征く! ほんとこういうの好き……全人類みんな好きな奴だと思うので是非一度遊んでみてください……。


◆PCたち

◯HO1:明智恭介(PLフーカ)

明智クゥン! 本CPのPC1。「賢者の石」に目覚めしオーヴァードであり普段は高校生探偵を行っている賢き君。賢いんだけど鈍い。超王道じゃん……好き。

非常に厄介なことに、PC2である「白瀬蒼深」の“戦闘用人格”、「ビサイド」に恋をしている。大変にややこしいなキミィ……とUGN支部長である自キャラは眺めておりました。これがまた一波乱、二波乱を呼びまくり、CP第二話では明智君に恋心を抱く子がレネゲイドビーイングの引き起こす事象のトリガーとなってしまって終わらない文化祭を繰り返す羽目に。賢いけど気が付かないがまさに火を吹いた瞬間でしたね! 私はそういう展開大好きです。自PCから見た明智クンは有望な部下でありながらも、定期的にスーパー厄介ごとを持ち込むので手を焼く子って印象ですね! でもあーだこーだ言いながらも手を貸してくれるでしょう。


◯HO2:白瀬蒼深(PLたけしん)

光のたけしんさん。 本CPのPC2であり、“戦闘用人格”「ビサイド」を自身の内面に保有する二重人格者。普段はちょっと控えめな主人格である白瀬が出ており、戦闘時のみその肉体の主導権を譲る形でクールな戦闘人格「ビサイド」が現出するというこれまた全人類が一度は履修する最高設定。

最初の頃はビサイドさん、明智君にそんな興味ないんですよね。それが2話の話を通じてからちょっとずつ意識し始めるのが、まさに学生ッ……!! って感じの青春味を感じさせてめちゃエモ。それと同時に、白瀬ちゃん本人もビサイドに対して意識をし始めて、「さん」付けだったのが途中からなくなったりしちゃってまぁ! これそのうち複雑な3角関係になったりするんでしょうかね……。


◯HO3:烏丸天蔵(PLとたけ)

私のキャラ、今回はUGN支部長ですね。PC1、2と同じく高校に通う高校生であり、生徒会副会長の座を貰っています。今回は権力志向の小物キャラをやってみたいなぁってことで、上には滅茶苦茶こびへつらいながらも席を奪い取ろうと虎視眈々と狙う子悪党ムーブ。下には超威圧的かつ威厳を知らしめるためにあれやこれやを画策する嫌な上司ムーブをしていました。ここだけ聴くとヤベー奴ですね。当然、上の人間からは魂胆を見抜かれており大体いいように逆用され、下の人間には強く当たるもののそれはそれとしてちゃんと仕事はする性質なのでフォローや相談にものってしまうせいで小言が多いけどなんだかんだ手伝ってくれる小うるさい委員長みたいなポジションに落ち着いています。因みに名前からわかるかもですが、イメージは天狗です。部下たちに強く当たっている意識はあり、それで嫌われることも承知していますが、面と向かって嫌いって言われたら普通に傷つく(表面上隠そうとするけど)みたいなタイプの人間ですね! わぁめんどくせぇ!! でも好きに動かせて楽しかったです!


◯HO4:陽花凛(PLはやみ)

はやみさんお得意の陽ギャル、もはや鉄板メニューと化しつつある。本CPにおいてはHO4としてUGN日本支部から送り込まれてくるエージェントの一人ですね。表向きは増員として送られてきていますが、実情はN支部に裏切り者がいないかの監査として送り込まれてきています。なのでHO3のUGN支部長である自PCは常にHO4に対してはピリピリ警戒モード実施中でした。

そんなところを見こして弄ってきたりするのが実に陽ギャルっぽいムーブ。あまりにも軽く来るので「逆にこれは油断を誘うための罠にちがいない…!」と支部長はびくびくしてましたが、それを見て楽しんでる小悪魔的な所が可愛かったですね! それはそれとして、きっちり仕事をこなす有能なギャルでした! ギャルは有能……!?



ログを見直してみてもやっぱりダブルクロスおもしれーーッ……!! ってのが伝わってきます。やっぱ王道だよ学生異能力は。ここからしか摂取できない栄養素があるので、定期的に吸いに行きたいですね!!

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