第4話 カンパァ~イ✨🍷✨💕✨🍷✨✨

 こんなヒカリを見たのは初めてだ。

 僕は困惑した。



「ねぇ、ポチも二十歳になったンだから……✨👄✨✨💕 お酒が飲めるンでしょ✨」

 童顔なのに、ポッテリと肉づきの良い紅い唇がヤケにイロっぽい。


 僕の頬を甘い吐息が撫でていった。



「えェ……、うん、法律的には飲めるけど」

 小さく頷いた。


 そんなに飲みたいとは思わないが……。




「じゃ、二人でカンパイしよォ~😆🎶✨」

 嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。



「あ、ああァ~…😳💦💦

 でも…… 僕、飲んだことないから」

 どうなるのか、予想がつかない。



「平気よ。酔ったら私が介抱してあげるからァ~✨👄✨ 心配しないでェ……💕」

 いつもと違って甘く優しい声音だ。


 気づくとヒカリの手が僕の太ももに伸びてきた。

 


「あッ……😅💦💦」彼女に太ももを触られた途端、全身がビクッと戦慄わなないた。



 なんだか、別人のようだ。

 一気に心拍数が上昇した。



 僕はヒカリに勧められるままに、家に置いてあったワインをグラスにそそいだ。



「じゃ、二十歳の誕生日おめでとう✨😆✨🎶

 カンパァ~イ✨🍷✨💕✨🍷✨」

 グラスを合わせると、『チン』と渇いた音がした。


「どうも……😅 ありがとう」

 軽く会釈をした。



「ゴクッ」

 初めて飲んだ赤ワインは、ジュースとはまるで違って酸味があり少し渋い感じだ。


 もっとジュースのような味かと思っていた。



 咽喉のどごしも焼けるように熱い。



「うッわァ、飲みやすいけどあとから来るねェ😅💦💦」

 


「フフ…… ドンドンいこうォ~~😆🎶✨」

 さらにヒカリは勧めてくる。



「はァ~…😳💦💦」

 飲みやすいので調子に乗って二杯、三杯と飲むと一気に酔いが回ってきた。




「あ、ヤバい…😳💦💦」

 顔が真っ赤になり、目の前がクルクルと回り始めた。







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