やばいかも?
(あっ、やばい)
と、緊張した。
(まさか、おれの彼女を捕まえようとしてるんじゃないよな!)
健太は焦った。
この前会ったとき、彼女が言っていたはずである。
『┅┅自転車、二人乗りしたり、スケボー乗り回して、危ないから、つい首を出して驚かせてやったの。驚いて、蜘蛛の子を散らすように逃げていったわ』
きっと少年たちは、そのときの仕返しをしようとしているのだ、と健太は気づいた。
走った。
(待ってろよ!おまえがろくろ首でも、おれの大好きな彼女なんだからね!)
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