第17話
ゆあとお風呂に入ってから数分が経ち、ゆあは一度お風呂からあがり体を洗っている。
身体を洗っているので、ゆあの白い肌が露わになっていた。
前から白い肌で綺麗だなとは思っていたが、今実際見てみると、本当に焼けてなく真っ白い肌でつるつるしてる肌だなと改めて思った。
いや、幼女とはすごいな......。
こうなってくると、朱莉はどうなのだろうと思っているのは内緒。
身体を洗っていることで、腕が上がりゆあの脇などが見えて......って、これ以上ゆあの体を描写してどうするんだ俺は。
「ふんふーん♪」
ゆあはのんきに鼻歌なんか歌っているし......ここに、俺がいると忘れているように。
そして泡だらけになったゆあの体。
これについては、ますますエロい感じになっているが......。
と、そこで気づいた。
なぜ俺は、そんなにゆあの体をじっくりと見ているんだろうと。
相手はいくら仲がいい子だとしても、女の子なのに。
「......あえ?どうしたのお兄ちゃん?」
と、ゆあが俺の視線に気づいたのか俺の方を見てきた。
「えっ、あ、いや、その......」
こうなってくると手、どう理由づけたらいいのか分からなくなる。
なんとか必死に理由を探すと、
「ええと......その、ゆあの体を見ていたんだよ。うん......」
本当のことを言ってしまった。
すると、ゆあの顔がどんどんと赤くなっていき......
「......お兄ちゃんのえっち......」
と、小さな声でそう言われてしまった。
まあ、考えてみればそうか......俺が悪いんだもんな。
「まあ、でも......別に怒っては無いけどさ......」
ゆあはそう言いながら、ちょっと悪戯っぽく笑う。
「ふふっ......お兄ちゃんってば、えっちな人なんだね」
ゆあは悪戯っぽく笑いながら、俺はそう言われてしまった。
「ふあぁぁ......っ、あ、あれ、悠真さんいたんですか?」
「あ、まあ、うん。さっき来たんだけど、迷惑......だったかな?」
「い、いえ、そんなことないです!そ、それより、どうしたんですか?」
お風呂でゆあと一緒に入った後、俺はリビングに行くと、そこにはソファーで少し寝ていた朱莉がいた。
「いや、その、今日は色々と俺が欲しいものとか買ってくれてありがとうってお礼を言いたかったんだよ」
俺は、朱莉が座っているソファーに自分も座りそう言う。
「いえ、大丈夫ですって。なにより、悠真さんやゆあが、嬉しそうに買い物をしてくれたので私としても嬉しかったです」
朱莉は、笑顔でそう言う。
「とにかく、また何か欲しい物とかあったら、遠慮なく言ってくださいね?いつでも、お金とかは出しますから」
こんな幼女に俺は助けてもらうとはな......ほんとに、感謝しきれないぐらいお礼を言いたいよ朱莉に。
しかも、こんなにもお金持ちでロリ美少女と出会うという、普通に考えてみればありえないようなことが起こるとはな。
朱莉と最初に会った日を今でも思い出すんだよね。
「うん。ほんとにありがとうな朱莉」
「あっ......い、いえ、そんなことっ......ふにゅぅ......」
俺は、感謝という意味を込めて、朱莉を抱きしめると気弱そうな声を出した。
幼女二人と生活して、一か月ほどが経ってしまった日。
俺はいつものように、朝は朱莉かゆあに起こされ、だらしない寝癖と半袖と半ズボンという、休日ではよくあるような服装、そして小説家だったらよくあると思う服装だった。
まあでも、こんな服装だとしても、ゆあと朱莉は何も言わなかった。
内心では何か思っているかもしれないが、それを口に出さないという、いわゆる大人の対応と言うような感じ。
そんなこんなで時間は進み、朝食を食べ終え、ゆあは自室へ、俺は朱莉と一緒にリビングでのんびりとしていた。
ピンポーン。
と、家のインターホンが鳴った。
「あっ、私が行ってきますね」
「あ、うん、お願い」
と、そこで率先して朱莉が玄関の方に行った。
「――」「――」
一応、朱莉が玄関で何かを話しているらしいが......俺にはその話している内容が一切聞こえなかった。
少し経つと、朱莉が一人のロリを連れてきた。
「あ、君は、前に会ったこと――」
「うん、久しぶり悠真っ」
と、そこにいたのは、以前に会ったことがある、朱莉の友達であるツンデレっぽい感じの幼女である、翳月李緒。
見た目は、もうそのまんまロリなのだが、朱莉やゆあとは何か違う......雰囲気的なものを感じた。
朱莉は、素直でいい子で、ゆあは内気な感じだが、李緒に関しては、ちょっとやんちゃな感じの子のように感じる。
まあ、見た目ではってことだが。
「というか、どうして李緒が?」
「うん、それがさ、しばらくの間、あなたの家に泊めさてくれる?」
李緒は、ねだるように上目づかいで俺の方を見る。
「えっ、ま、まあそれは良いけど......でも、何があったの?」
李緒を泊めさせるのは別にかまわないが、そもそもの理由が知りたい。
「えーと、しばらくの間、うちの親がどこかに行くってことで、明日ぐらいからあたし一人で生活しなきゃいけなくなってさ」
なるほど、それなら話は早い。
というか、こんなロリに一人で生活させることに疑問なんだが。
「そ、そっか。まあ、俺としては良いけどさ別に」
「ほんとっ?ありがと悠真っ」
と、李緒は初めて俺に笑顔を見せた。
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