第8話さて帰るかな
キーンコーンカーンコーン
お、チャイムが鳴った。今日の授業やっと終わった!これで帰れるぜ!
翼は山下先生の授業でずっと指され続け疲れてしまい次の授業を全て爆睡していたがチャイムの鐘が鳴った瞬間舞い上がった。
「さて帰るかな」
秋山香織との話し合い?そんなのばっくれても大丈夫でしょ、さあさあ帰ろう。
この学校は最初のHRだけで帰りのHRがないため授業が終わったらすぐに帰れるのだ。
そのため帰る準備が終わったためルンルンで教室のドアを開けた。
「えっ...秋山さんなんでいるんすか...」
「はぁーー..やっぱりか...終わった瞬間に来て良かったわよ...、というかなんであんたはすぐ逃げようとするのよ...ほんと学ばないわね...」
彼女はため息を吐きながら俺に言った。
「どうせ逃げたら明日捕まるんだから今日はもう黙ってついてきなさいよ...」
「いやーーちょっと授業寝てたらそんな事忘れちゃってさー、すまんな」
「あんた、そんなことってねー...あたしに恥までかかせたくせに、許さないわよ..」
やばい、激おこじゃないか
「す、すいません...」
「まあいいわ、そのあたりの事もしっかり話し合いで解決しましょ」
そう言いながら彼女は拳を握った。
「はい...」
俺は殴られるのが嫌だったので周りの視線に耐えながらも彼女についていった。
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