第4話 このタイミングかよ

キーンコーンカーンコーン


はぁーやっと昼メシの時間になったかーまあほとんど寝たけどなー。


俺は1限から4限まで最初と最後の起立以外は休み時間含め全て寝ていた。


だって委員長、休み時間に凄い話かけようとしてきたし、ほんと熟睡してるフリして正解だったよ

多分これ以上話したら多分ゲロっちゃってたし(笑)笑い事じゃないけど…


あと授業聞かないで勉強は大丈夫かって?この高校1つの学年だけで200人近くいるけど俺、いつもその真ん中よりちょっと上ぐらいだからそんなに成績は悪くないんだよね。だからぶっちゃけ余裕なんだよね。


「とりあえず尿意やばいからトイレにでも行くかな」


俺はそう独り言を呟き、昼休みはここに委員長はいないため、教室にいない事を確認してから席を立ちトイレに向かった


「あっ!!見つけた!!」


ん?なんだ?この声聞いたことあるけど、誰だっけ?まあいいや。


「ちょっと、あんた待ちなさいよ!!」


うるさいなー、俺は心でそう呟き歩き続けた


「磯貝翼!!」


うわー俺かよ…大声で俺を呼ぶやつ一体誰だよと思いながら俺は後ろを振り向いた。


「うわーマジかー…このタイミングで見つかっちゃうってどんだけ運悪いんだよ俺…」


そこにいたのはクマさんパn…じゃなかった、秋山香織だった。

てか朝名前名乗ってないのになんで俺の名前知ってるんだ?


「ちょっと、運悪いんだよってなによ!、それに原因を作ったのあんたでしょ!!」


「す、すいません」


俺は彼女の怒気にやられ思わず謝ってしまった


「所で僕になんの御用でしょうか...?」


俺はあまりにも彼女が怖すぎて僕呼びになってしまった。


「なんの御用って、朝のことに決まってるじゃない!」


「朝のことと言われてもなーどっちの事かんないんだよなーー、でっどっちの事?もしかしてクマのぱn」


「殴るわよ…」


そして彼女は拳を握りしめ胸の前にもっと来た。


「わかった!!ちょっと待て!ここは人の目があるから殴るのはまずい!だからその手をおろしてくれ、それにここは男子トイレの前だ!、あと俺は今トイレに行きたいんだ、頼む行かせてくれ!話はその後にするから!マジで漏れちゃうから!」


「わ、わかったから早く行きなさいよ!それにそんな大声で言ったら私がいじめてるみたじゃない!」


「まあ落ち着けって、じゃあまた後で話するからここじゃないどっかで待っててくれ!」


曖昧に場所を指定し俺は彼女と別れトイレに向かった


「あー間に合った、自業自得だけどほんとに最悪のタイミングだったなー、多分こっから出ても見張られてて出てきた瞬間捕まるんだろうなー、さてどししよっかなー」


誰もいないトイレで俺はそう呟きながら当たりを見渡した。


あれ?あの窓って確か一階にある物置小屋にの屋根に繋がってるんじゃなかったっけ?


俺は用を足し終わり窓を開け呟いた。


「あっ、これいけるわ」


そして俺は行動に移した

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