第2話 なんで俺が代表?

※1憂のセリフ

※2岬のセリフ

※3馬場先生(バッセン)のセリフ

※4サイバアのセリフ

※5翔のセリフ

※全 クラス全員のセリフ





キーンコーンカーンコーン

……

キーンコーンカーンコーン




翔との話が済んだ後

着席のチャイムが鳴り席へと向かう

「ふー

みーじゃんおはよーー

今年もよろしくな〜〜」※1



あえて

同じクラスなのを今知った風に演出してみた


今みーと読んだ清楚っぽい女の子

こいつは松井 岬(まつい みさき)

幼稚園から同じの幼なじみだ。

ちなみに小学校4年生からずっとクラスは一緒で

幼稚園から見てきたのだがこいつは……



ものすごくモテる

だがそれと同時に振られた男の数も多い。

髪の毛はショートで髪は茶色っぽい色

そしてちっこい身長

148とかだったような…

俺と翔はもう少しで170cmに届きそうだが

こいつは無事に150cmに届くのだろうか…


「ゆーちゃんおはよ〜

今年も一緒だね!

よろしく!」※2


何故だろう「ゆーちゃん」と

こいつに呼ばれている時は周りの男子から殺気立った目線を浴びせられる

心無しか、翔もこちらを睨んでいるような…




ガラガラガラ……




「おらぁ〜席につけーー

おっ、初日からバカ騒ぎしてる馬鹿はいなかったか。受験生だからかぁ〜〜??」※3



明らかにいかついこの先生は

馬場 信明(ばば のぶあき)先生だ

先生は体育担当だが

この顔のいかつさもあって、

サボりや忘れ物を伝えると

歯を食いしばって怒ったような表情になることがある

だが普段はノリもよく面白いことから、

「バッセン」と呼ばれている


お、もう1人、人が入ってきた?……



「皆さん こんにちは!

副担任を務めます

才木 真澄 と申します

みなさん今年は受験生!

遊びもいいですが勉強もしっかり頑張りましょう!」※4



この瞬間

俺を含めこのクラスの大半の生徒は

こう思っただろう

「サイバアやんけ…」と

この先生

国語の教師なのだが、

普段話している時も、授業の時も

話すスピードがとても遅い

そうすると眠くなり真面目に授業が受けられない


その上教科書にある物語なども

機会に読ませることから

「サイバア」と呼ばれている。


癖の強いクラスなら優勝できそうだ…



「さぁ副担の才木先生もいらっしゃったことだが

早速 クラスの代表となる

学級委員を決めようと思う

誰かいないかぁ〜??」※3

………

「誰もいないなぁ…

じゃあ園崎と青空で

じゃんけんしてくれ」※3

クラスに数秒沈黙が流れた…

「ハァァァァァァァ!!??

なんで俺が?!」※1※5

「仕方ねえだろぉ〜誰もいねえわけだし…」

「あの〜〜…」※2

「だとしても雑すぎじゃありませんか!?」※1

「ちょっといいですか〜?」※2

「オラ、早く決めろ

戦うか、戦わさせられるか。」※3

「どっちも一緒じゃねえか!!

もういいやるぞ!翔

最初はグー!ジャンケンポンッッ!」※1


負けた……

なんか翔が凄いドヤ顔でこっちみてる…

「さぁーてと

ささっと女子も決めるぞ〜」※3


「先生!!

さっきからずっーーと

話しかけてたんですけど!!」※2


「すまん松井全然気づかなかった!

どうした??」※3


「私が女子の学級委員やります!」※2


「え?」※全


「おお!そうかそうか

松井がやってくれるか

ありがとう!!

ほら2人の学級委員に拍手!」※3



パチパチパチパチパチパチ……





えーっと…

翔まずはこっちを睨まないでくれ

俺は何も知らないんだ……


✄--------------✄



こうして

学級代表となってしまったのだった…





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る