第6話 二人の冒険

海人「ねぇ、雫。」


雫「ん、どうしたの?」


海人「僕はこのままでも良いのかな?」


雫「えっ、何で?」


海人「僕は何故、交通事故で亡くなったのか、今だに記憶がよみがえる。」


雫「そうなんだ、私も父親と妹が亡くなった後、私は自殺をして今は海人と同じ幽霊の姿になった。」


海人「雫のご家族が居なくて寂しいかい?」


雫「うん、でも私は何も最初は言葉が出なかったけど、今は海人が居るから。」


海人「雫。」


雫「さぁ、気持ちを切り替えて冒険しよう、ついでに修行もだよ。」


海人「えっ⁉」


雫「ほら、何しているの早くしなさい。」


海人「うん、分かった。」


《洞窟》


雫「ここだよ。」


海人「洞窟?」


雫「うん、私はこの場所が好きなんだ。」


海人「雫って、怖くないんだね。」


雫「うん、私は平気だよ。」


海人「そっか、僕は怖いから無理だけどね。」


雫「私が居るから安心して。」


海人「ありがとう。」


敵「おい、お前。」


海人「ハッ。」


敵「ここは俺の場所だ、今すぐ帰れ。」


雫「私の友達をいじめるのはやめなさい。」


敵「ハァ?何だてめぇ。」


海人「雫。」


雫「ここは私に任せて。」


海人「うん、分かった。」


敵「そうはさせるか!」


雫「海人、早く。」


海人「うん。」


そして雫に言われた通りに僕は走った。


敵「何をしやがる!」


雫「ここから私が相手だよ」


敵「では、お前の実力を試そうではないか。」


雫「望むところよ。」


《湖》


海人「ここは。」


僕は周りを見渡すと辺りはまるで海のようだ。


海人「これは。」


僕は剣を使ってガラスについて氷を割ってみるとそこには人の遺体があった。


海人「・・・⁉」


僕は腰を抜くと何も言葉が出なかった。


海人「何か、不気味。」


姉妹「こんにちは。」


海人「あの、こんにちは・・・。」


姉妹「ここは人間が入る場所ではありません、今すぐ、お帰りなさい。」


海人「えっ、何で?」


姉妹「ここは皆、火事で焼かれてしまった古い洞窟です。」


海人「そんな、でも、どうしてここに来たら駄目なんですか?」


姉妹「それは言えませんが、私達の家族も皆、遺体で発見されました。」


海人「そんな・・・。」


雫「海人!」


海人「雫、無事だったんだな。」


雫「うん。」


姉妹「何、もう一人居たのか。」


雫「海人、この子たちは何者なの?」


海人「この子たちは、ここの家族の姉妹なんだ。」


雫「こんにちは。」


姉妹「・・・。」


雫「(な、何なの・・・いきなりシカト!)」


海人「雫。」


姉妹「では、ここを出たければ、私達を倒せ。」


姉妹たちは剣を使って襲い掛かって来た。


海人「雫、来るぞ。」


雫「うん。」


そして戦いが始まった。




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