第2話 修行

僕は、おじいさんと一緒に修行をする事になった。

でも修行って何するんだ?


《公園》


おじいさん「では、今から修行を始める。」


海人「はい、よろしくお願いします。」


おじいさん「今回の修行その1、普段の生活で過ごす修行だ。」


海人「はい。」


10分後・・・。


海人「出来ました。」


おじいさん「サラリーマンかお前は!」


海人「す、すみません。」


おじいさん「ワシが見本を見せる。」


海人「はい、ふぅ、暑い、帽子を取ろう。」


おじいさん「ダメじゃ、帽子は絶対に取るな。」


海人「は、はい、でもどうしてですか?」


おじいさん「帽子を取ると海人が死んでいるのに生きているとバレてしまうから、なるべく正体は他の人には見せない事だ。」


海人「分かりました。」


そして僕は頷いた。


おじいさん「では今回の修行は、滝に打たれる修行だ。」


海人「えっ、たきに打たれる修行ですか?」


おじいさん「そうじゃ、さぁ、早くやれ。」


海人「は、はい!」


僕は修行を始めた。


そして・・・。


海人「はぁ・・・はぁ・・・。」


おじいさん「ふむ、まぁ、これくらい体力を積み上げればいい。」


海人「はぁ・・・はぁ・・・。」


僕は倒れそうな感じでフラフラしていた。


おじいさん「では、次の修行はこれだ。」


すると、おじいさんが手に持っているのは、剣だった。


海人「それは・・・。」


おじいさん「ん、これは、ワシが使っていた剣だ、なかなか手に入らないぞ。」


海人「くっ、僕に譲っていたたげませんか?」


おじいさん「それは出来ん。」


海人「どうしてですか?」


おじいさん「海人は幽霊だ、下手したら海人の正体がバレてしまう。」


海人「えっ?」


おじいさん「聞こえないのか?お前は幽霊だ。」


海人「そうか、僕があの時、死んでなかったら僕は生きていたかもしれない。でも、僕は交通事故で亡くなったのは覚えている。」


おじいさん「では、お前の剣を選ぶがいい。」


海人「は、はい。」


僕は好きな剣を選ぶことにした。


おじいさん「選んだか?」


海人「はい。」


僕は一番強そうな剣を持った。


おじいさん「では、ワシと勝負だ。」


海人「はい。」


そしていよいよ戦いが始まった。


海人「くっ、僕は負けない。」


おじいさん「そんなんじゃ誰にも勝てないぞ。」


海人「(何か勝方法があれぱ・・・。)」


そしてその時だった。


おじいさん「な、何だ!」


そこには見知らぬ女の子が剣を持っていた。


海人「き、君は・・・。」


?「私の名前は雫(しずく)ここは私に任せて。」


海人「えっ⁉」


そして女の子はおじいさんと勝負をした。


おじいさん「な、何だこの女は⁉」


雫「ハァーーーーッ!」


おじいさん「おぬしは何者だ!」


雫「私は、あなたを許さない・・・、私の大事な家族を殺したのはあなたのせいよ。」


おじいさん「なぬっ!」


海人「えっ、家族?」


僕は頭を傾けた。


雫「私の家族はあんなに仲が良かったのに、このおじいさんが私達の命を奪ったんだよ、だから私は許さなかった。」


海人「雫さんの家族って一体・・・。」


雫「私の家族は武器を直したり戦いに敗れた人たちの衣類を直すお店をやっているの。でも、私は今、一人で生活をしている。だから私はあなたを・・・。」


海人「だから、君はそんな武器を持っているんだね。」


雫「これは私の母から受けづいた大切な物、だから私の夢は人に役に立つ人になりたい。ただ、それだけ。」


海人「あっ、僕は海人。」


雫「私は雫、この人は危険な人だから逃げよう。」


おじいさん「待て、まずはワシを倒してから行け。」


海人「雫さん。」


雫「雫って呼んで、海人。」


海人「うん、雫、行くよ。」


雫「うん。」


そして二人は、おじいさんと対決をした。


おじいさん「くっ、何でだ・・・。」


おじいさんは膝をつきながらこう言った。


おじいさん「ワシの負けだ。」


海人「雫、僕は・・・。」


雫「知ってるよ、海人が幽霊だって。」


海人「うん、雫は?」


雫「私は、まだ生きてるよ。」


海人「雫はしっかりとして羨ましい。」


雫「そう?でも私、上手く行かない時もあるけど私は海人と一緒なら平気かも、

でも海人は死んでいるよね?」


海人「うん、僕は交通事故で亡くなったけど魂だけは生きていた、だから僕は決めた「もう一度だけ人間の世界に戻りたい。」っておじいさんにお願いしたら、僕をいろいろ対応をしてくれた。」


雫「さすがね、私も本当は強くなりたい、でも私は自信が無いから一人で前に向いてやっても全然ダメだった、けど海人が居てくれたから少しだけ強くなった気がする。」


海人「雫・・・。」


僕は雫の事が少し気になった。

可愛いくてしっかりしていて何か、カッコよかった。

僕も雫みたいに強くならないと。

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