僕は幽霊になった

リンゴ

第1話 僕は幽霊になった

僕は中学2年生の時に交通事故で亡くなってしまった。

僕は公園で見知らぬおじいさんに帽子をくれた。

そして僕はおじいさんの言いつけで僕の生活が始まろうとしていた。


《お葬式》


僕は棺の中でずっと眠っていた。

そして遺族たちも僕の家族も泣いていた。

僕は何故、死んだかは僕には分からなかったけど、

僕は部活が終わって帰宅途中に交通事故に合って意識が戻らないまま死んでいた。



母親「海人、こんなに酷い顔で私達だけ置いていくなんて・・・。」


父親「母さん、そんなに泣くなよ。」


母親「あなた、私達はこれからどうすればいいのかしら。」


父親「とりあえず落ち着け。」


そして僕は火葬されて天国に行った。


そして次の日の朝、僕の魂だけ生きていた、

僕は自分の部屋を一周をした。


海人「僕が死ぬ前にはこんなに散らかっていたんだな。」


母親「海人・・・。」


母親は僕の衣類や物の整理をし始めた。

そして僕は母親が泣いているのをずっと見ていた。


海人「母さん・・・、ごめんよ。」


そして僕はそのまま家を出た。


《公園》


海人「僕はこれから何をすればいいのかな?」


そして僕はベンチに座ると僕の隣に見知らぬおじさんが僕に声をかけてきた。


おじいさん「こんにちは。」


海人「あっ、こんにちは。」


おじいさん「君は、どうして死んだんだい?」


海人「僕、中学2年生の時に、ちょっと交通事故に合ってしまって。」


おじいさん「それは大変だったな、ほれ、これをあげる。」


そう言っておじいさんは僕に帽子をくれた。


海人「あっ、ありがとうございます。」


おじいさん「いいか、君は幽霊だから、くれぐれも帽子を取ったらダメだよ。」


海人「はい、分かりました。」


そしておじいさんはすぐに消えて行った。


海人「何か、良いものもらったからいいか。」


僕は一人で散歩に出かけた。


《河川敷》


海人「あっ、野球だ、いいなぁ、僕もやりたかったけど、無理だな。」


そして僕は小さな6歳の子供に出会った。


子供「こんにちは。」


海人「こんにちは。」


子供「ねぇ、君は幽霊なの?」


海人「うん、そうだよ、僕は幽霊だよ。」


子供「ふーん、僕、霊感が強いからすぐに見えるけど、他の人には見えていないんだ。」


海人「そっか、僕ねこれから散歩するけど一緒に行く?」


子供「ううん。」


海人「じゃあまたね。」


そしてほ僕は子供に手を振った。


《公園》


海人「はぁ・・・。」


僕はまたベンチに座った。


おじいさん「おや、また会ったね。」


海人「あっ、おじいさん。」


おじいさん「その帽子はどうだい?」


海人「はい、とっても良いです、ありがとうございます。」


僕は、御礼を言った。


おじいさん「君の名前は何て言うんだ?」


海人「佐々木海人です(ささきかいと)よろしくお願いします。」


おじいさん「海人、良い名前だな。」


海人「はい。」


おじいさん「ワシは海人と同じ交通事故で亡くなったけど、でも魂だけは生きている。」


海人「僕と同じですね。」


おじいさん「そうじゃろう?」


海人「確かにそうですね。」


おじいさん「ところで海人は帰る場所が無いじゃろ?」


海人「はい、でも僕は自分の家に帰らないと家族が心配するんです。でも、僕はもう死んだので会う事は出来ません。」


おじいさん「では、ワシと一緒に住むか?」


海人「えっ、でも、良いんですか?」


おじいさん「ワシも死んでるから別に構わない。」


海人「ありがとうございます、ではお言葉に甘えて、お世話になります。」


そして僕は、おじいさんと一緒に住む事になった。


《和田家》


おじいさん「どうぞ。」


海人「お邪魔します。」


僕は辺りを見渡すと少しだけ古い家だった。


海人「ん、おじいさん、この方は誰ですか?」


おじいさん「ワシの孫だ。」


海人「可愛いですね、失礼ですけど、お孫さんは何年生ですか?」


おじいさん「海人と一つ上だから、3年生じゃ。」


海人「こんなに可愛いのに、どうして亡くなったんですか?」


おじいさん「果南は・・・、病気持ちで意識が戻らないまま亡くなってしまった。

そのせいでワシはそのまま倒れて病院でそのまま息を引き取った。」


海人「そうですか、僕の祖父と祖母は僕が生まれる前から亡くなったんです。

大好きだった祖父と祖母の笑顔はもう見れないのが悲しくて正直、怖かったんです。でも、僕は何もしてあげられなくって悔しかったです。」


おじいさん「海人、こっちに来なさい。」


海人「はい。」


そして、おじいさんは僕を優しく抱きしめた。

僕は泣きそうになって涙が止まらなかった、でも辛かった。


海人「・・・。」


おじいさん「海人、今からでも遅くない、修行だ。」


海人「えっ、修行ですか?」


おじいさん「そうじゃ、やってみるか?」


海人「はい、やらせてください!」


そして僕は修行をやる事になった。

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